【初心者向け】クレオス水性ホビーカラースーパーファインゴールドで金閣寺を塗装する(童友社 1/200 金閣寺)~③台座の加工編その2~

前回は台座パーツの加工について説明をしました。今回はミラーシートの接着をします。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】クレオス水性ホビーカラースーパーファインゴールドで金閣寺を塗装する(童友社 1/200 金閣寺)~②台座の加工編その1~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣ミラーシートの接着=

水面に金閣寺が反射しているように見せるため、底面にミラーシート貼ります。以前松本城を製作した際はシートの継ぎ目が目立たないと思っていたので、あまり気にせずひたすらシートをペタペタ貼ったのですが、着色した透明レジンを流し込んでも思っていた以上に継ぎ目が目立ってしまいました。

🐔その時の製作記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~⑥水堀の製作編その2~

今回はそれを反省して継ぎ目がないように1枚で貼って見ることにしました。建物の下に隠れる部分は目立たないので、細かく切ったシートを貼ることにします。

付属の水面シートは台座パーツに合わせた切れ込みが入っているので、切れ込みに合わせて切断すると写真1のような感じになります。これを型紙にしてミラーシートを切り取ります。

写真1

今回はハセガワから発売されているミラーフィニッシュを使用しました。説明書に大きな面で貼るときに、水貼りがお勧めと書いてあったので試してみる事にしました。

🐦️下記にミラーフィニッシュを載せておくので、参考にして下さい。A4サイズのものもあるので、大きい箇所にも対応できるようになっています。

水貼りとはシールの粘着部分と貼り付ける部分に、霧吹きで中性洗剤を混ぜた水を吹き付けて粘着力を落としてから貼る方法で、中性洗剤は水の表面張力を抑えて水が弾かれるのを防ぐためだと思われます。

一応説明書通りにやったのですが、シートが薄くペラペラなのできれいに貼れずに写真2のようにシワシワになってしまいました。水が乾くと粘着力が復活してしまうので、接着後にシワを伸ばす事も難しいです。

写真2

シワがあっても写真3のように水面に反射するのですが、どうしても気になるので、建物の下になる部分以外のシートは最小限に分割して貼り直す事にします。

写真3

島部分が障害になるので、島を基準にして分割する事にします。写真4、5のように水面を3分割にして接着する事にしました。

写真4
写真5

水貼りの方法も少し変更します。シールを台紙から剥がしてから霧吹きを吹き付けるのはなかなか難しいので、筆を使用して台紙に乗せたまま水を塗る事にします。

まずはシールを台紙から半分だけ剥がした状態にします。剥がしたシートの粘着部分と台紙に筆で中性洗剤を混ぜた水を塗ります。シールを台紙に戻して、残り半分の部分を剥がして同じように粘着部分と台紙に水を塗ります。

🐥ハセガワのミラーフィニッシュは台紙が薄いプラ板になっています。台紙がふやけてしまう事はないので遠慮なく水を塗って下さい。

これを数回繰り返していくと、突然写真6のように台紙上をシールがスライドするようになります。この状態になったら、貼り付ける部分に水を塗って、台紙からシートをスライドさせて水転写デカールのように貼ります。接着する部分に水を塗らないと最後の微調整が難しくなるので注意して下さい。

写真6

粘着力が落ちる事を心配してしまいますが、水の量が少なくなるとすぐに粘着力が復活していきます。逆にこまめに接着部分と粘着部分に水を塗りながら作業をしないと、位置決めの前に固着してしまうので注意して下さい。

最後に、気泡や水を綿棒などでシートの脇から押し出します。粘着力が復活しないうちに素早く行って下さい。粘着力が復活した場合は軽くシールを剥がして、水を塗れば再びシートがスライドするようになります。

このやり方だと水転写デカールと同じような感覚で貼ることができるのでお勧めです。接着面の位置決めもスライドしながら微調整ができるので、慣れていない方でもきれいに貼る事ができると思います。小さい面でもできるので、ミラーシートの貼り方で悩んでいる人はちょっと参考にしてみて下さい。

貼り終えた状態が写真7になります。多少継ぎ目が気になりますが、写真2のシワシワ状態よりは良くなったと思います。

島を削ってしまえば1枚で貼ることも可能だと思うので、シートの継ぎ目が気になる人は水面上のモールドを削るなどして1枚で貼れるように工夫してみて下さい。

写真7

建物回りは置き石が複雑だったので、シールを切り貼りして繋ぎ合わせました。そのため若干仕上がりが荒いですが、写真8、9のように建物の下になるので少し目立たなくなります。

写真8

建物の下になる部分は反射を期待していないので、貼り難い場所や隙間が出てしまった部分は銀の塗装で誤魔化していきます。

写真9

今回はここで終了です。次回は地面の製作になります。

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