前回は地面の塗装と車両の下地塗装をしました。今回は車両の塗装をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑦地面の塗装編~
=🐣ケッテンクラートの基本塗装=
全体にタミヤアクリル塗料XF88ダークイエロー2を吹き付けます。塗料は通常よりも薄目にして、下地塗装で行った明暗や塗装剥がれが消えないようにエアブラシで吹き付けます。
基本塗装が終了した状態が写真1、2になります。ケッテンクラートははダークイエローの単色車両にしています。
=🐣細部塗装とコーティング=
シート部分やタイヤなどを塗装します。デカールもこの時点で張り付けます。
デカール貼りと細部塗装が終了したら、タミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーでコーティング塗装をします。コーティング塗装まで終了した状態が写真3になります。
🐥今回はジオラマがメインなので車両塗装の説明は簡潔にしていますが、基本的な行程は他の戦車模型と同じように塗装しています。興味のある方は戦車模型の製作記事を参考にしてみて下さい。
=🐣スミ入れと仕上げ作業=
タミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンで、写真4のようにスミ入れをします。
スミ入れが終了したらオイル汚れやシミを付着させ、パステル粉やピグメントで砂ぼこりを着けて終了です。
🐔オイル汚れについて詳しく説明した記事を下記に載せておきます。興味のある方はこちらを参考にして下さい。
【初心者向け】1/35戦車模型の細部塗装と仕上げ塗装の方法(タコム 1/35 タイガーⅠ中期型)~⑫仕上げ塗装編その3~
塗装が終了した状態が写真5、6になります。
ケッテンクラートのヘッドライトはクリアーパーツではないので、写真7のように塗装で表現します。タミヤエナメル塗料X11クロームシルバーを塗装した後に、クレオス水性ホビーカラーのクリアーを盛り付けるような感じで厚めに塗装して、ライトのガラス管を出しています。
エナメルやアクリルのシルバー系塗料はペンタイプの物がお勧めです。ペンタイプのメタリック塗料は、ペン先を通過できるように通常よりも粒子が細かくなっているので、ラメ感が少なく金属のような質感が出ます。ペンタイプは色々な種類があるので、基本塗装で使う塗料と相性の良い塗料を選んでみて下さい。
🐦️クレオス水性ホビーカラーのクリアーは輝きが良いので、クリアーのコーティングやガラス面の表現にお勧めです。下記に載せておくので参考にして下さい。
GSIクレオス 新水性ホビーカラー クリアー 光沢 10ml
後部シートはシートを拭くフィギュアと絡ませるので、付着させたピグメントをエナメル溶剤で軽く拭き取り、拭いている箇所と拭いていない箇所の差を写真8のように表現しています。
フィギュアが何をしている状態なのか、解りやすくする事も結構重要です。塗装や汚しでフィギュアの動作や行動を補助できるような箇所があるなら、是非挑戦してみて下さい。ジオラマだけでなく、車両にフィギュアを乗せる際にも役立つので、興味のある方は塗装時にちょっと考えてみながら作業をしてみて下さい。
今回はここで終了です。次回はサイドカーの塗装になります。