【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~①準備編~

ジオラマ製作時、どのような情景にするか悩んでしまい先に進まないという人も多いと思います。今回は製作したい部分に合わせて、情景を組み立てたジオラマを製作してみたいと思います。

=🐣製作したい部分とは?=

製作したい部分に合わせたジオラマと言われても、ピンとこない人も多いと思うので簡単に説明します。

通常は表現したい場面や使用したいキットに合わせた情景を頭の中でイメージして、イメージに合わせて地面や構造物などの情景部分を決めていきます。ジオラマ製作でイメージする情景に合わせた構造物や小物の配置、地面の状態などをどのように製作するか考えるは悩みどころの一つです。

先に、表現したい小物や情景の一部を決めてから、それに合わせてフィギュアや車両を考えてみると、思った以上に情景のイメージがわきやすくなる事もあります。また、自分の製作したい情景を製作するので製作意欲も上がります。

例えば水場を表現したいみたいと思った場合は、先に池や湖、川などの大きさや状態を決めてから、それに合うようにキットやフィギュアをどのような場面で製作していくかを決めていきます。もっと細かい話になると、藁のような素材で鳥の巣を製作してみたいと考えた場合、鳥の巣が合うような情景になるようにキットやフィギュアを決めていくという事になります。

簡単に言えば先に情景部分を決めてから、その情景に合った場面やキットを設定していくという事になります。若干ややこしい感じになりますが、思った以上に楽しく考えられるので、どのようなジオラマを製作するか迷ってしまった時には、ちょっと参考にしてみて下さい。

=🐣製作してみたい情景=

線路を無性に製作してみたくなったので、線路を中心にした情景を製作してみたいと思います。線路なら以前ミニアートの路面電車を地面付きで製作しましたが、製作したくなった情景とは少し違います。

今回表現したい情景は、枕木がありバラストが満遍なく撒かれていて、線路の上面が車輪で擦れて銀色にピカピカになった状態、すなわち普通に駅や踏み切りなどで見かける線路の状態です。これがどうしても表現してみたかったので、線路を中心にした情景を第二次世界大戦のヨーロッパ戦線を舞台にして考えていきます。

=🐣車両や場面を決める=

バラストがしっかり撒いてある箇所というのは、駅や集積所のような場所が多いようです。当時の写真をみると、郊外の線路では多少バラストが撒いてあるようですが、自分がイメージしたような感じではないです。

駅にした場合はホームを製作するのが面倒だし、ベースが大きくなってしまいそうです。できるだけベースの大きさは小さくしたいので、駅はやめて集積所のような場所の情景にしていきます。

バラスト満載の場所に戦車や軍用車を登場させると、ちょっと不自然になりそうなので、ここは素直に鉄道車両を登場させる事にします。機関車だと機関車がメインになってしまい、線路そのものが飾り台っぽくなってしまうので、貨車を使用する事にします。

集積所に着いた貨車から降りる兵士を中心にして、記念写真を撮っている情景にします。イメージ的には、映画の宣伝スチールのような感じにしたいと思います。その裏側では、運んできた荷物を下ろ兵士を作成して両側からそれぞれの情景が見えるようにします。

=🐣キットについて=

前置きが長くなりましたが、そのような理由で今回は貨車を使用した鉄道ジオラマを製作していきます。1/35の汽車や貨車は国内メーカーではあまり見かけないですが、海外メーカーからそれなりに発売されています。

今回は写真1のサンダーモデルから発売されているドイツ軍 有蓋貨車を使用します。

写真1

このキットはプラスチックパーツ以外に、エッチングパーツと数種類の金属線がセットされてるので、ちょっと難易度高めのキットになっています。線路は含まれていないので別で用意する必要があります。線路やベースも一緒にキットに付属している物もあるので、列車キットを購入する場合は線路の有無は確認しておいた方がいいです。

🐦️今回使用するキットを下記に載せておきます。他にも1/35の列車模型を載せておくので、興味のある方は参考にしてみて下さい。

=🐣使用する道具=

ニッパー、デザインナイフ、接着剤、ピンセットなどの基本的な工具は必要です。今回はジオラマ製作なので、ストラクチャー固定用のボンドがあると便利です。専用の物もありますが、木工用ボンドがあれば大丈夫です。

フィギュアのポーズ変更が必要になるので、エポキシパテも用意しておきます。

=🐣塗装について=

地面、車両の下地、基本塗装はタミヤアクリル塗料を使用します。スミ入れや細部塗装はエナメル塗料を使用していきます。

地面製作時の素材や材料は、製作記事中で説明していきたいと思います。

今回はここで終了になります、次回から製作になります。

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