前回は台座の仕上げ作業を説明しました。今回はフィギュアと車両の配置作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑲台座の仕上げ編~
=🐣フィギュアの仕上げ作業=
銃を構えるフィギュアを汚し塗装まで終了させた状態が写真1になります。
🐔迷彩服フィギュアの塗装法を説明した記事を下記にのせておきます。フィギュア塗装の参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュア迷彩塗装のコツと方法(タミヤ 1/35 ドイツ歩兵)~①準備編~
汚し塗装まで終了したのですが、このままベースに接着するとフィギュアと地面の一体感がなくなる可能性があるので、地面などに使用したピグメントを軽く表面に付着させます。
ピグメントを付けた筆でフィギュア表面を軽く撫でて付着させていきます。全体ではなく足元や膝などを中心に付着させていきます。
写真2は作業前、写真3は作業後になります。ほとん変化はありませんがこの程度で問題ないです。
ベースに設置した際に地面の色とフィギュアの汚れに大きな違いがある場合は、さらにピグメントを付着させ地面との一体感を出すようにして下さい。
=🐣車両とフィギュアの配置=
ベースにフィギュアと車両を接着させます。車両を盾にするようにフィギュアを配置するので、車両の設置から行います。
接地面に写真5のように木工用ボンドを塗ります。この程度の大きさの車両なら、真鍮線などを使用しなくても木工用ボンドでしっかり固定する事が出来ます。小型の車両などは木工用ボンドだけでもしっかり固定できるので、車両の大きさによって固定方法を決めて下さい。
ボンドを塗ったら写真6のようにベースに車両を接着します。後から車両が浮いてしまう場合があるので、5分置きに上から押さえつけて地面と密着させます。時間の経過と共に浮き上がる場合があるので、ボンドが乾くまでは小まめに上から押さえつけるようにして下さい。
🐥ボンドがはみ出した場合は、爪楊枝などの細い棒で取り除きます。木工用ボンドはつや消しではないので、乾燥後に取り除き損ねたボンドのツヤがでる場合があります。その時はボンド部分に土色のピグメントをまぶす事でツヤを抑える事ができます。完成後にボンドのツヤが気になるような箇所があったら、ピグメントを軽くまぶしてみて下さい。
次に銃を構えるフィギュアを写真7のように設置します。膝や足裏などの接地面にボンドを着けて、車両と同じようにある程度固定するまでは小まめに上から押して地面と密着させるようにします。
接着後に車両とフィギュアの位置確認をします。木工用ボンドは固着までに時間がかかるので、ベース接着後の微調整が可能です。瞬間接着剤の方が短時間で接着するのですが、微調整をする時間が短くなるので慣れていない人は木工用ボンドをお勧めします。
🐥この時点で高さや位置が合わない時は、地面に手を加えるよりも、小石や木片などをフィギュアや車両の下に置いて調節した方がいいです。
次に手榴弾を持った兵士を写真9のようにベースに接着します。安定性が低いフィギュアや車両は自身の重さやベースの傾きによって、徐々に傾いていく可能性があるので固着するまでは注意して見守るようにして下さい。
これで完成になります。あとは好みによってネームプレートを取り付けるなどの作業をして終了になります。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.377 ドイツ軍 Sd.Kfz.2 ケッテンクラート中期型
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ陸軍 歩兵 アタックチームセット
今回は細かく分割して説明したので、少し長めの製作記事になってしまいました。ジオラマ製作は一見難しそうに見えますが、実際に行う作業の難易度は比較的低めです。作り方と素材を知っていればかなりスムーズに作業が進むので、ジオラマに興味のある方はとりあえず小さいサイズの物を作るところから始めてみて下さい。
今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。
🐦️下記にジオラマ製作に役立つ本を載せておきます。材料や製作方法などが詳しく記載されています。興味のある人は読んでみて下さい。