前回は海面の基礎部分を製作しました。今回はボンドの乾燥のため情景の小物を製作します。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】洋上ジオラマ製作法 マレー沖海戦(タミヤ1/700プリンス・オブ・ウェールズ)~⑤海面基礎製作編~
=🐣船体のスミ入れ=
ボンドの乾燥待ちの間にスミ入れをしてしまいます。今回はエナメル塗料で塗装したのでアクリル系でスミ入れをおこないます。アクリル塗料で塗装した方はエナメル系でスミ入れをする事をお勧めします。
いつものように粉にしたパステルをアクリル溶剤に混ぜてスミ入れをしましたが、日本海軍の軍艦よりも明るめなので溶剤を多めにしないとスミ入れが濃くなってしまうので注意します。
🐔以前の記事で艦船のスミ入れについて説明した記事を載せておきます。参考にして下さい。
初心者向け艦船模型製作方法 【アオシマ 陽炎】⑧ ~汚し塗装編・完成~
【初心者向け】戦艦製作方法 (アオシマ 1/700 山城)~⑧仕上げ編~
今回は艦船色が明るめなので、かなり薄めたアクリル塗料を上から塗ってスミ入れをしてもいいと思います。うっすらと色がつく程度まで薄めた色で、船体を2~3回塗れば比較的楽にスミ入れができます。
🐥迷彩部分などにできる塗装面の凹凸が気になる方は、スミ入れ後にタミヤアクリルのXF86フラットクリアーをエアブラシで吹き付けてコーティングしてみて下さい。塗装面が滑らかになり凹凸が目立たなくなります。
=🐣航空機の下準備=
ジオラマに使用する航空機の製作をします。今回は飛行中の情景なのでタイヤパーツ用の穴を消します。パテを使ってもいいのですが、後処理が面倒なので簡単に済まします。まずは普通にタイヤのパーツを写真1のように接着します。
接着したらタイヤ部分を根元からニッパーで切断します。これで、タイヤの取り付け穴がきれいに埋まります。写真2の右側が処理後、左側が未処理の状態になります。
次に固定用の金属線を取り付けます。キットには0.5mmの金属線が付属されているのでこれを使用します。
🐥キット付属の金属線はかなり硬いので、切断は金属用にニッパーでおこなって下さい。刃が柔らかいニッパーで切断すると、刃こぼれするので注意して下さい。金属せんを曲げて使用したい方や、金属用のニッパーを持っていない方は0.5mmの真ちゅう線を使用する事をお勧めします。
見せたい方向と逆の箇所に0.5mmの穴を開けて真ちゅう線を取り付けます。取り付けには瞬間接着剤を使用します。一式陸攻は背面から見るので正面に、九六式陸攻は左側面から見るので右側面に金属線を接着します。写真3は一式陸攻、写真4は九六式陸攻になります。九六式は右側の機体は表向き、左側2機は裏側になっているので金属線は全て機体右側に付いています。
=🐣海面の塗装=
海面プレート端側のボンドが乾いてきたら、アルミホイルをナイフできれいに切断します。中心部は乾燥に時間がかかるので、気にせず作業を進めていきます。写真5はボンドが乾いていないので、アルミホイルが目立ちませんが乾燥すると銀色が透けてみえる状態になります。
アルミホイルを切り取ったら、X23クリアーブルーで塗装します。筆塗りのほうが適度にムラがでていい感じになるので、筆で塗装していきます。1度では色がうまく着かないので、2~3回重ね塗りをします。
塗装終了後に船体を乗せてみました。次はこれに波をつけていきます。
今回はこれで終了です。続きは次回になります。