前回は車体の塗装を行いました。今回はデカール貼りの説明を行います。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】カーモデル製作方法~⑥車体の塗装編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
=🐣デカール貼り=
1.用意するもの
今回のようなキットでは、デカール貼りが重要になります。失敗のないようにしっかり道具を揃えておく事をお勧めします。
1.デカール軟化剤(ノーマル、ハードの2種類)
2.綿棒
3.ティッシュペーパー
4.ピンセット(可能なら先のとがっていないもの)
以上の5点を用意しておくと作業が楽になります。
2.デカール軟化剤について
デカール軟化剤とはデカールを柔らかくして、キットのモールド(キットについている彫刻表現)に合わせて密着できるようにするものです。
タミヤ模型からは、ノーマル、ハード、スーパーハードのデカール軟化剤が発売されています。ハードになるほど、軟化作用が強くなっていきます。また、ハードタイプはアクリル塗料を溶かす場合があるので用途によって選択することが大事です。今回はタミヤ模型のマークフィット、ノーマルタイプと、ハードタイプを使用します。
🐦下記にデカール軟化剤を載せておきます。参考にして下さい。
TAMIYA マークフィット ハードタイプ メイクアップ材シリーズ No.135【87135】
🐥ラッカー系塗料で塗装した場合は、塗膜が強いので軟化剤はハードタイプのみで問題ないです。
3.デカール貼り
車体の塗料がしっかり乾燥したら、デカール貼りを行います。最初に車体側面の大きなデカールを貼ります。車体前部と後部に分かれているので先に前部を貼ってから、車体に接着を行い後部のデカールを貼ります。
デカールを車体に貼ると、2箇所に問題が発生します。青丸で囲んだ箇所はドアノブのモールドがあり、デカールが浮いている状態です。黒丸で囲んだ箇所はデカールがはみ出しでいます。
ノーマルタイプのデカール軟化剤は、アクリル塗料に影響を与えないかわりに軟化作用は弱いです。全体はノーマルタイプを使用して、モールドがある箇所のみピンポイントでハードタイプを使用します。
ノーマルタイプをデカールの上から塗って、しばらく放置します。1~2分経ったら綿棒などで押すようにしてデカール軟化剤を拭き取ります。その後丸で囲んだ部分に、ハードタイプを塗り同じように放置します。綿棒でモールドにそって押していくとデカールがモールドに密着します。
ドアノブの箇所は大きなへこみがあるので、そのまま綿棒で押していくとデカールにシワができてしまいます。軽くドアノブの下部分のデカールに切れ込みを入れると、上手く密着します。黒丸の部分はデカールを柔らかくしてから、よく切れるナイフではみ出した部分を切り取ります。
この時にデカールが切れてしまった時は、切れた部分に近い色を調合して修正します。エナメル塗料だと失敗しても溶剤で拭き取る事ができるので、エナメル塗料で修正する事をお勧めします。
今回はここで終了です。次回はデカール貼りの続きと細部の塗装になります。
🐔今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】カーモデル製作方法~①準備編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~②下地塗装編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~③運転席の塗装編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~④車体前部の製作編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~⑤荷台部分の製作編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~⑥車体の塗装編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~⑧デカール貼りと細部塗装編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~⑨仕上げ塗装編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)
【初心者向け】カーモデル製作方法~⑩まとめ編~ (1/35トミーテック マツダ スクラム カープショッピングトラック)