前回で組み立てと塗装は終了しました。今回は簡単なまとめ記事になります。
＝🐣製作と塗装法について＝
今回説明した階層ごとに組み立てて塗装していく方法は、やや能率は悪いです。一気に塗装したほうが時間と手間の短縮になります。ただ、実際に船を作っている感覚になるので、楽しく作れると思います。
組み立ている時に塗り残しやはみ出しを見つけたら、次の塗装で修正できるので気にせず塗装ができます。さらにマスキングの必要もありません。小まめに塗装していくので、作業を簡単に中断する事ができるので、飽きっぽい方や時間を取れない方に向いていると思います。
＝🐣別売りパーツについて＝
今回使用した別売り武装パーツは精密で、取り付けただけで雰囲気がずいぶん変わるのでお勧めです。
高角砲、3連装機銃、連装機銃を揃えるとキットの値段より高くなってしまうので、初心者の方は手が出しにくいかもしれません。ですが、3連装、連装機銃はそれぞれ24個入りで、ピットロード社の高角砲は8個入りです。戦艦1隻に使用してもそこそこ余ってしまいます。余ったパーツで艦船の種類にもよりますが、駆逐艦、巡洋艦など1～2隻製作できます。それなりにお得で簡単なディテールアップパーツです。
🐥最近発売されたキットは、武装パーツが新しくなっている物もあります。別売りパーツを使用しても大差ない場合もあるので、一度使用するパーツを確認して別売りパーツを購入する事をお勧めします。
＝🐣塗料について＝
説明書通りに塗料を揃えても問題ないですが、いろいろな会社から艦船模型は発売しているため、発売元によって塗料の種類や、指定塗料のメーカーが異なっている事が多いです。
特にこだわりがなければ、自分のイメージで塗装する色を固定させた方が楽です。何隻か並べた時に、甲板の色や、船体色が大きく異なるのはちょっとイヤなので私は固定しています。実際は造船所によって若干船体色の違いがあるようなのですが、スミ入れ等を行うと元の船体色より1ランク暗くなってしまうため、とくに船体色の違いについては気にしてません。
🐥今回の作製記事でも説明していますが、私が固定している塗料と塗装部位を記載しておきます。よかったら参考にして下さい。塗料はタミヤエナメル塗料を使用しています。
･船体色＝XF53ニュートラルグレイとXF63ジャーマングレイを2:1で混合したもの
･甲板＝X59デザートイエロー
･リノリウム板＝XF64レッドブラウン
･布部分＝XF55デッキタン
＝🐣エッチングパーツについて＝
エッチングパーツは加工、接着に技術が必要になるので最初は必要最小限の物だけを使用する事をお勧めします。煙突回りのトラス構造部や、カタパルトなどの格子状のパーツから始めてみるといいと思います。
穴が抜けているパーツもありますが、格子状のパーツはほとんどがモールド（キットについている彫刻表現）で表現されています。穴の開いていないパーツを使用すると、穴の部分を黒色で塗装する事になります。これは結構面倒なので、エッチングパーツを使用する事によって手間も省けます。
🐦カタパルトのみのエッチングパーツもあります。下記に載せておくので、参考にして下さい。
長くなりましたが、これで今回の記事は終了です。組み立てや、塗装方法で悩んでいる方に対して、少しでも参考になればいいなと思っています。
🐦今回使用した別売りパーツも載せておきます。よかったら参考にして下さい。
ピットロード 1/700 新第二次世界大戦 日本海軍艦船装備セット 1 追加パーツ付
ファインモールド 1/700 ナノ・ドレッドシリーズ 九六式25mm三連装機銃 防盾付 プラモデル用パーツ WA25
ファインモールド 1/700 ナノ・ドレッドシリーズ 九六式25mm連装機銃 防盾付 プラモデル用パーツ WA24
🐔今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～①準備編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～②船体の組み立て編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～③組み立てと塗装編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～④組み立てと塗装編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～⑤組み立てと塗装編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～⑥組み立てと塗装編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～⑦細部の組み立てと塗装編～
【初心者向け】戦艦製作方法 （アオシマ 1/700 山城）～⑧仕上げ編～