⑤までで、地面の製作が終わりました。今回から、建物部分の製作の説明になります。
【建造物の塗装】
=壁と屋根の塗装=白い壁部分は、ランナーに付いたまま塗装してしまいます。平筆でエナメル塗料のXF2フラットホワイトを塗装していきます。
もともと白いパーツなので、写真では分かりにくいですが、フラットホワイトで塗っています。後から木造部分をXF64レッドブラウンで塗装します。
この時はみ出した部分は、乾燥後に上から重ね塗りをします。エナメル塗料は重ね塗りをすると、下に塗った塗料が溶けやすい性質があります。はみ出した部分に上から重ね塗りする際は、塗料を溶剤であまり薄めないようにして下さい。
=屋根の塗装=XF53ニュートラルグレイで塗ります。これもランナーに付いたまま塗装して問題ありません。
=筆塗りの注意点とコツ=筆塗りで注意する事は、筆ムラが自然に見える方向に筆を動かす事です。
🐤例えば建物なら、縦方向に雨垂れ等の汚れの流れがあります。その方向なら筆ムラができても、意外と自然で気になりません。逆に横方向や、斜めに筆ムラができていると、不自然な感じになります。
🐤もう一つ例を挙げると、木造建築物は、木目に沿って筆を動かします。横向きの柱だと汚れの流れは縦方向ですが、木目の流れは横向きです。この場合は、木目の流れに筆を動かしたほうが自然な感じになります。
🐥筆塗りでムラを出さずに塗る事は、かなり技術がが必要でほぼ不可能です。ちょっと意識して、自然な方向に筆を動かすようにしてみて下さい。筆ムラを出さないようにするよりも、筆ムラが自然に見えるようにする事のほうがずっと簡単です。
今回はこれで終了です。次回はスミ入れの予定です。