【城好き向け】難攻不落!史上最強の山城を作る!(岐阜城 童友社 1/350)~⑭二の丸櫓付近の情景製作編その2~

前回は樹木の製作を説明しました。今回は二の丸櫓付近の情景製作の続きになります。

🐔前回と前々回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【城好き向け】難攻不落!史上最強の山城を作る!(岐阜城 童友社 1/350)~⑫二の丸櫓付近の情景製作編その1~            
【城好き向け】難攻不落!史上最強の山城を作る!(岐阜城 童友社 1/350)~⑬樹木製作編~          

=🐣二の丸門前の石垣=

二の丸門に続く道を登る人目線で見ると、写真1のようになります。

写真1

石垣の前に堀があるのですが、攻め手に気付かれないように写真2の石垣部分に樹木を植えます。

写真2

先に芝を製作してからその上に樹木を植えます。樹木を植える部分に、写真3のように水溶き木工用ボンドを塗ります。

写真3

ボンドを塗った箇所に写真4のように緑のシーナリーパウダーを撒きます。シーナリーパウダーを指でつまんでボンドの上で、パラパラと落としていきます。ボンドが乾いたら、逆さにしたり、柔らかいブラシではたいて、固定できなかったパウダーを落とします。

写真4

芝生にしたい箇所は、このようにして製作していきます。

🐦シーナリーパウダーはおがくずに着色をしたもので、芝生などの表現に適しています。下記に載せておくので参考にして下さい。

CPプロ02 シーナリーパウダー 夏の緑

樹木を植える前に二の丸門と、二の丸櫓を接着します。樹木を植えり場所の近くに建物がある場合は先に建物を接着した方が、樹木の大きさや形状を決めやすくなります。

接着する前に軽くスミ入れをしておきます。石垣と同じようにスミ入れ用塗料を使用しますが、壁が白色なので拭き取りをうまくしないと汚れが目立つ感じになります。スミ入れ用塗料を溶剤でさらに薄めて白い部分にさらっと塗り、すぐに拭き取り作業をします。まずは土塀の裏側などの目立たない箇所で、練習する事をお勧めします。

屋根瓦、木造部分は、薄めずに普通にスミ入れ用塗料を使用します。写真5はスミ入れが終了したところです。

写真5

二の丸門と二の丸櫓を接着します。そして前回製作した樹木の中から丁度良い大きさの物を選んで、先程製作した芝部分の中心にピンバイスで穴を開けます。穴の大きさは樹木の幹にあった大きさにします。最期にその穴に樹木をさして写真6のように接着します。

樹木の接着は木工用ボンドで行います。この時は薄めずに原液のままで使用します。

写真6

ここに植える事によって、階段下から見た光景が写真7のようになります。樹木がある事によって道の先に堀切がある事がごまかされます。

写真8

この位置だと二の丸門上の石垣から攻撃した場合、木が邪魔になる事もなく、攻め手が木に隠れる事もできません。樹木を植える時は、守り手が有利になるように考えて植えていきます。

=🐣二の丸門上の石垣=

二の丸門上の石垣に樹木を植えます。ここは守り手が見え難くなる事と、弓兵の盾代わりとしての効果があります。ちょうど良い大きさの物を選んで写真9のように植えます。植える箇所に先程と同じようにシーナリーパウダーを撒いておくといい感じになります。

写真9

二の丸櫓から本丸に向かう道の上にも、写真10のように樹木を植えます。ここは二の丸櫓から本丸に向かう敵を上から攻撃できる箇所なので、身を隠す盾代わりとしての樹木になります。

写真10

敵に二の丸櫓を落とされた場合に、写真11のように虎口上の石垣から簡単に二の丸櫓に火を放つ事が可能です。陣地として利用されては厄介なのでいざとなったら、火を放ち敵の隠れ場所を無くします。

写真11

今回はここで終了です。次回は中庭の製作になります。