前回は製作について簡単な説明をしました。今回はコクピットの製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】水性塗料で行うメタリック塗装(タミヤ 1/72 飛燕)~①準備編~
=🐣主翼の加工=
製作する機体によっては主翼の機銃部分の穴を埋める必要があります。パテの乾燥やヤスリがけなどで時間がかかる部分なので、先に穴埋めをしておくと作業がスムーズに進みます。
写真1の赤丸で囲んだ部分を埋めていきます。
穴が深いのでラッカーパテで埋めるとヒケが出て、何度か繰り返してパテ埋めする必要がありそうなので、今回はエポキシパテで穴を埋めます。上からデカールを貼るので、合わせ目を消すというよりは穴を埋めるだけで大丈夫です。細かくちぎったエポキシパテを写真2のように機銃部分に詰めていきます。
乾燥後に平らになるようにヤスリがけを行います。こういった穴埋め作業を最初にやっておくと、組み立てがスムーズに行えます。組み立て前に説明書をしっかり読んで先に作業しておいた方が良い部分があるか探してみて下さい。
🐥主翼部分黄色の識別帯を塗装で仕上げる場合は、しっかり合わせ目を消して下さい。
=🐣コクピットの製作と塗装=
コクピット内部は機体の接着前に塗装しておきます。塗装しやすいように写真3のように分割した状態で塗装します。
コクピット部分を写真4のように塗装します。
コクピット内部のスミ入れをする場合はこの時点で行います。1/72スケールなので、外から覗ける部分が小さいのでスミ入れをしなくても問題ないです。
スミ入れが終了した状態が写真5になります。コクピットは計器板などを接着してからスミ入れをした方が楽です。
=🐣コクピットの接着=
先に機体を接着してからコクピットを機体下部から押し込む形で接着します。
まずは機体を接着して、合わせ目の処理をします。写真6のように合わせ目にパテを盛り付けます。
考えられた機体のパーツ分割のおかげで、機体下部にだけ合わせ目がでるようになっています。機体上部先端部の合わせ目はパネルラインになっているので、逆に接着剤で埋まらないように写真7のように少しだけ角を削ってパネルラインが出るようにします。
パテの乾燥後に紙ヤスリでパテ盛り部分を削って写真8のように表面を滑らかにします。パネルラインのスジ彫りが消えないように、エッチングソーなどでスジ彫りを深く彫りながらヤスリがけをします。
🐦下記にスジ彫り用のエッチングソーを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.94 精密ノコギリ エッチング製 プラモデル用工具
タミヤ クラフトツールシリーズ No.97 精密ノコギリ (スジ彫り用)
最後に写真9のように、コクピットを機体下部から押し込むようにして接着します。
今回はここで終了です。次回は機体の組み立てになります。