前回は外装の塗装をしました。今回は台座の加工になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ミニアートの路面電車キットに電飾を仕込む(ミニアート 1/35 路面電車)~⑦外部の塗装編その1~
車両に電飾を仕込む前に台座の加工をします。制作中に混乱しないよう、配線用の穴や電池ボックスの配置場所などを先に決めておく事をお勧めします。
=🐣電池ボックス=
電池ボックスはそこそこの大きさがあるので、キット付属の台座を使用した場合、隠す事は難しいです。電池ボックスを隠すために、新規に台座を製作するのも面倒なので、電池ボックスを隠す事は諦めて、目立たない箇所に配置する事にします。
電池ボックスのコネクターは写真1の丸で囲んだ部分で、ここにLEDのコードを取り付けます。配線は台座の下を通すのでコネクターは外側に向ける事にします。
スイッチは写真2の丸で囲んだ部分にあるので、スイッチを入れやすいように外側にスイッチが来るように電池ボックスの配置を決めていきます。
いろいろ考えた結果、車両を配置したらあまり目立たなくなるし、電池交換やメンテナンスもしやすいので写真2の位置に設置することにします。
=🐣街灯の製作=
当初、写真3の電飾キットを仕込む予定だったのですが、LED部分が大きすぎて車両に上手く配置できませんでした。そのままにするも勿体ないので、街灯として使用する事にします。
🐦️街灯で使用した電飾キットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
この電飾キットは発光部分が写真4のようになっています。車両で使用しているタイプと違い、ひとつひとつがバラバラになっているタイプです。コネクターとLEDの色は車両で使用している物と同一なので、同じ電池ボックスを使用できます。
まずは電飾のコードが通るように街灯パーツを加工します。街灯は以前製作キットの余りパーツを使用しています。
コネクターがあるので、写真5、6のように半分に分かれるパーツでコードを挟む必要があります。コードが通るように内側の邪魔な部分は削っておきます。
コードが通るように内側の加工をしたら、写真7のようにコードを挟んで街灯パーツを接着します。
LEDの根元が他の部分よりも太かったので、写真8の位置までしかコードを押し込む事ができませんでした。
パテで埋めてもよいのですが、円柱状にパテを盛るのはちょっと大変なので、円柱状で中が空洞の物を探して利用する事にします。
写真9は新しい筆の先端に付属しているカバーです。塩ビっぽい素材ですが、薄く切れ込みを入れやすいのでこれを使用する事にします。街灯に合ったサイズのカバーを使用します。
まずはカバーを適度な長さに切断します。切断したカバーに宛の切れ込みを入れて、写真10のようにコード部分を挟み込むようにして、瞬間接着剤で接着します。
写真11は街灯の根元パーツになります、中心部分はLEDに変更するので、周囲にある4つの街灯カバーを支える部分を切断して使用します。
街灯カバーを支える部分を切断して、写真12のように直接LEDの根元部分に瞬間接着剤を使用して取り付けます。
街灯カバーを仮組みして、写真13のように発光させてみます。光がパーツの隙間から漏れてしまうと、台無しになってしまうので光の漏れを必ず確認するようにして下さい。
街灯の漏れはなかったですが、街灯上部から光が透けて見えるので、写真14のようにパテで埋めて透けを防止しています
仮組みで発光させた際は、必ず周囲のパーツも仮組みして光漏れを確認して下さい。光が漏れそうなら、接着時にパテなどで隙間をしっかり埋めるようにして下さい。
最後に合わせ目処理をして終了です。発光部分をマスキングする必要があるので街灯カバーは塗装後に接着した方が良いです。
🐥ミニアートは街灯などのアクセサリーパーツを数多く販売しています。しかし、輸入品のため定期的に入荷しているわけではないので、事前にカタログなどを見てどのような商品があるのかを把握しておくと、入荷した際に迷わず購入できると思います。
=🐣台座の加工=
台座の大きさを調節します。付属の台座は手前部分にかなりスペースがあるので切断してちょうど良い大きさに加工します。
ちょうど良い大きさにしたら、写真15のように1cm幅程度の木材を裏側に貼り付けます。裏側は空洞なので、木材などで補強しないと上から押した際にへこんでしまいます。木材ではなくても、ある程度の幅と固さがある物で補強するようにして下さい。
🐥写真15の白い部分は電池ボックスを設置する部分で、電池ボックスを取り付けやすいようにスチレンボードを裏から貼り付けています。
補強材を接着する際は、配線を考えて隙間を開けるようにします。赤い点は街灯を設置する部分、黄色の点は運転席下部の穴に合わせた部分になります。それぞれの配線がベース後ろに向かうように考えながら補強材を接着します。
補強材を取り付けたら写真17のように車体を乗せて、街灯や車体のコードを通す穴の位置を決定します。
写真18のように穴を開ける位置に印を付けておきます。
ベースに街灯のコードを通す穴を開けます。車両に穴を開けた時と同じように、ピンバイスで穴を複数開けてからそれを繋げて1つの大きな穴にします。マスキングテープをガイドにして、左右の街灯の位置がズレないようにしています。
切断したベースの断面がそのままなので、プラ板で処理をします。断面に写真20のように大きくはみ出るような感じで、プラ板を貼り付けます。
プラ板が固着したら、写真21のようにはみ出したプラ板をナイフなどで切断して大きさを整えます。
使用するプラ板は、ナイフで切断しやすいようにできるだけ薄めに物にして下さい。
🐦️今回製作している物と同タイプのキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
今回はここで終了です。次回は台座の塗装になります。