【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)~⑪艦橋の製作編~

前回は船体中央の機銃座を製作しました。今回は艦橋の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)~⑩機銃座の製作編その3~

=🐣艦橋の製作=

写真1は艦橋を船体に接着した状態です。ここから細部パーツや手すりパーツを取り付けていきます。

艦橋を一気に組み立てると、エッチングパーツが取り付けられない箇所が出てくるので、階層ごとにエッチングパーツの組み立てをします。

写真1

まずは、上部構造物を取り付けて羅針艦橋を製作します。写真2のように窓枠をエッチングに変更していると、内部が見えてしまうので、しっかり内側の塗装をしておきます。

写真2

羅針艦橋の天井には部品番号D2のパーツを取り付けます。このパーツの上に、写真3のように部品番号D60のパーツを取り付けるようになっています。D60に接着用のガイド突起があるのですが、窓枠をエッチングに変更したためD2パーツを窓枠に接着してからD60を取り付けると、D2パーツの接着ガイド穴に対して少しズレが発生します。

写真3

こういった時、無理にガイド穴に押し込めようとすると、力がかかり窓枠を破損したり、下手をすれば艦橋や煙突まで破損してしまう場合があります。そのため、パーツ同士のズレが発生した場合は、写真4のようにガイド突起を切断する事をお勧めします。

すんなりと接着ガイド穴に嵌まるなら問題ないですが、少しでも違和感がある場合は、ガイド穴に嵌めても隙間などが発生する場合があるのでガイド突起は削った方がいいです。

写真4

ガイド突起を削ったため、写真5のように隙間なく部品番号D2とD60を接着する事ができました。

写真5

ある程度製作が進行すると、パーツの嵌め込みで力を入れすぎると破損させてしまう確率が高くなります。無理に嵌めようとして、破損させてしまうと結構ショックがでかいので、ガイド部分を削るなどしてなるべく力をかけないで接着できるように事前処理をして下さい。

艦橋の組み立てが終了した状態が写真6になります。

写真6

=🐣電探パーツの取り付け=

電探部分はエッチングの効果が比較的高い箇所のひとつです。

マスト上部に取り付ける部品番号77のパーツは箱組みをするだけなので問題ないですが、マスト中央にある電探装置はちょっと難易度が高くなります。

写真7がキットのパーツになります。ちょっと横に伸びるアンテナが太すぎるのが気になります。中心部分のトラス構造を加工して接着するのが、細かくてかなり難しいです。

もしトラス構造部分の加工に失敗したら、写真7のキットパーツのアンテナ部分を削って、そこに部品番号78のアンテナパーツを接着してみて下さい。そのまま接着するのは難しいかもしれませんが、半分に分割して接着すれば大丈夫だと思います。

写真7

細いアンテナが左右に伸びていると精密に見えてくるので、エッチングの加工に失敗してしまった場合はアンテナだけでも取り付けてみて下さい。それだけでも精密感はあると思います。

🐦️別売りパーツもあるので、加工が面倒な方はこちらも参考にして下さい。

電探の取り付けが終了した状態が写真8、9になります。電探査の内側になる部分は事前に船体色で塗装しておくようにして下さい。

写真8
写真9

電探パーツは空いている穴が非常に小さいので、塗料で埋めてしまわないように注意して塗装をして下さい。モールドが埋まってしまった場合は細い針などで、詰まった塗料をかき出すようにして下さい。

艦橋から船体中央部の製作が終了した状態が写真10になります。

写真10

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

今回はここで終了です。次回はボートダビットの製作になります。