前回はフィギュア製作に関して、必要な道具の説明をしました。今回は組み立て作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュア迷彩塗装のコツと方法(タミヤ 1/35 ドイツ歩兵)~①準備編~
=🐣フィギュアの組み立て=
パーティングラインの処理をしながら組み立てていきます。服のシワ部分にあるパーティングラインは通常のヤスリでは処理しにくいので、細目の棒ヤスリや針ヤスリを使用することをお勧めします。
🐦️下記に針ヤスリを載せておきます。参考にして下さい。
壺竹(TSUBOTAKE) 極細ヤスリ 丸 BGMA1502
組み立てが終了した状態が写真1、2になります。
持ち手を製作します。踵部分にピンバイスで0、8mmの穴を開けて、写真3のように0、8mmの真鍮線を差し込みます。真鍮線は手に持って塗装しやすい長さにして下さい。車両や地面に接地させる時は、丁度良い長さに真鍮線を切断するか短く切った真鍮線に差し替えるようにします。。
=🐣親指の製作=
ここで簡単なディテールアップをします。このフィギュアは左手で銃を右手で手榴弾を持っています。半開き状態の手に銃や手榴弾を差し込むのですが、親指が浮いてしまうので自然に握っているように見えません。
自然に握っているように見せるため左右の親指を写真4のように根元部分から切断します。
銃と手榴弾を写真5~7のように接着します。
接着剤が乾くまでしっかり放置します。固定しないうちに親指を製作すると、製作中に銃などが動いてしまい作業が上手くいかないので注意して下さい。
銃と手榴弾がしっかり固定されたら親指を製作します。エポキシパテを適度な大きさにちぎって、写真8のように親指部分に乗せます。
水で塗らした爪楊枝で、写真9のように形を整えていきます。水で塗らさないと爪楊枝にパテが引っ付いてしまうので、爪楊枝をこまめに塗らしながら作業をして下さい。
パテが多かったら少し取って、逆に少なかったらパテを少し足していきます。他の指を基準にして、太さや長さに注意して作業をして下さい。
🐥速硬化性のパテでも硬化が始まるまでは、20~30分かかるので焦らずにゆっくり作業をして下さい。
左手の親指部分にも写真10ようにパテを乗せます。
右手と同じように太さと長さに注意して形を整えていきます。親指と銃を密着させて、しっかり保持している感じにします。終了した状態が写真11になります。
親指と銃が密着している部分が山型になっているので、軽くナイフでなぞって指と銃の境目をハッキリさせます。
完成したらラッカー溶剤を付けた筆で、パテの表面を撫でて滑らかにします。この作業をしておくとパテの境目が目立たなくなるので、ヤスリがけをする必要がなくなります。細かい箇所などは、ヤスリがけがやり難いのでラッカー溶剤で滑らかにしておく事をお勧めします。
親指の製作が終了した状態が写真12になります。ラッカー溶剤で撫でると、感想時間が遅くなるので丸1日放置します。
最近の3Dスキャンを使用したタミヤの製品は、しっかり銃などが保持できるように工夫されているので必要ないですが、3Dスキャンキット以前のフィギュアにおの作業をすると大変効果的です。
親指を加工するだけで、物を保持している感じが倍増します。他の指を製作するのはちょっと面倒ですが親指だけなら簡単に作業ができます。エポキシパテを利用した改造の練習にもなるので、是非やってみて下さい。
🐦️今回使用したパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
今回はここで終了です。次回は合わせ目の処理作業になります。