前回に引き続き今回も細部塗装の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい、
【初心者向け】1/35戦車模型の細部塗装と仕上げ塗装の方法(タコム 1/35 タイガーⅠ中期型)~⑧細部塗装編その2~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タコム 1/35 Sd.Kfz.181 Pz.Kpfw.VI タイガー1 中期型・ツィンメリットコーティング プラモデル
=🐣木目の塗装=
XF59デザートイエローで下地塗装した木製部分に木目を付けていきます。
X26クリアーオレンジで写真1~3のように木目を塗装していきます。
コーティング後に上から薄めたレッドブラウンで塗装するので、しっかりした木目を表現しなくても大丈夫です。何となくで良いので、木目の流れに沿ってクリアーオレンジを塗るようにします。
木目の表現は、スケールを考えるとやや過剰気味な表現だと思うので、シンプルに仕上げたい人は無理に行う必要はないです。
=🐣デカール貼り=
ツィンメリットコーティングの上から貼る事になるので、デカール軟化剤を使用する事をお勧めします。
軟化剤を先にデカールを貼る部分に塗って、その上からデカールを貼ります。デカールを貼った後にデカールの上からもう一度軟化剤を塗ります。そのままの状態で、しばらく放置してデカールが柔らかくなったら、綿棒などを上から押し付けてコーティングのモールドに密着させます。
デカール貼りが終了した状態が写真4~6になります。
コーティングのような複雑なモールドにデカールをしっかりと馴染ませるには、ハードタイプの軟化剤の方がお勧めです。デカールが柔らかくなるまで放置する事が重要なので、軟化剤を塗ったら焦らずにゆっくり待ってからデカールを密着させて下さい。
🐥強めの軟化剤は塗膜に影響する場合があるので、使用する際は付け過ぎに注意するようにして下さい。
軟化剤使用のコツはデカールが柔らかくなるまで、しっかり放置する事です。あまり柔らかくなり過ぎると、フニャフニャになり過ぎて扱いが難しくなるので注意して下さい。デカールのメーカーによって柔らかくなるまでの時間は異なるので、慣れていない人は不要デカールと不要パーツで練習してから作業をするようにして下さい。
🐦️少し強めのデカール軟化剤を下記に載せておきます。参考にして下さい。
GSI クレオス(GSI Creos) GSIクレオス Mr.マークソフター 40ml 模型用デカール軟化剤
TAMIYA マークフィット ハードタイプ メイクアップ材シリーズ No.135
=🐣コーティング塗装=
デカール貼りと細部塗装が終了したら、塗膜の保護とツヤを整えるために、タミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーでコーティング塗装をします。
コーティング塗装をすると、デカールと車体のツヤが同じになるので、デカールが車体に馴染むようになります。
細部塗装をエナメル塗料で行った場合は、エナメル塗料のスミ入れで剥がれないようにしっかりとコーティングをするようにして下さい。
コーティングが終了したら、ペリスコープのガラス部分の塗料を剥がします。アクリル塗料は塗膜が弱めなので、塗装後に爪楊枝で剥がす事が可能です。
コーティング塗装が終了した状態が写真9で、爪楊枝でペリスコープの塗料を剥がした状態が写真10になります。少し力を入れて軽く擦れば塗料が剥がれます。他の部分の塗料を剥がさないように注意して下さい。
少しだけクリアーパーツが曇ったような感じになりますが、ペリスコープは少し奥まった位置にあるので、ほとんど気にならないです。マスキングテープを使用するよりもかなり楽なので、マスキングが面倒な人は参考にしてみて下さい。
🐥針のような固いものだと傷が付いてしまうので、剥がす際に使用するのは爪楊枝にして下さい。
今回はここで終了になります。次回から仕上げ塗装になります。