前回はスミ入れをしました。今回は仕上げ作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ 1/72 F/A-18E スーパーホーネットを効率良く製作する~⑰スミ入れ編~
=🐣光沢部分の塗装=
ポットのレンズやシャフト部分など光沢した部分の塗装をします。
FLIRポットのレンズ部分を、X1ブラックで写真1のように塗装します。エナメル塗料を使用すると、はみ出したときに溶剤で簡単に拭き取る事が可能です。
前脚のシャフトとライト部分にシルバーを写真2のように塗装します。シルバーは発色の良いエナメル塗料をお勧めします。
他にも光沢にしたい部分があったら、ツヤ有りの塗料で塗装をして下さい。
=🐣航行灯の塗装=
航行灯は通常機体の左右に付いているもので、機体右側が緑、左側が赤になっていてます。夜間などは航行灯点滅させる事によって、自機の進行方向を周辺の航空機に知らせる事ができます。
前方に右に緑、左に赤の点滅する灯が見えたら同じ進行方向。右に赤、左に緑が見えたらこちらに向かってくる状態。赤だけならば左に、緑だけならば右に向かって飛行しています。ジャンボジェットなど民間の航空機も同じしくみなので、機会があったら見てみて下さい。
航行灯は写真3のようにデカールが用意されていますが、今回は塗装でライトの表現をします。
まずは写真4のように航行灯部分にタミヤエナメル塗料のX11クロームシルバーで塗装します。エナメルのシルバーは発色も良いし、はみ出しても溶剤で簡単に拭き取れるのと、アクリル塗料の下地にも影響しないのでライト部分の下地にお勧めです。
尾翼部分にもライトがあります。ここは航行灯ではないようで左右ともに赤色ランプになっています。シルバーを写真5のように塗装して下さい。
次にシルバーを塗った部分にアクリルのクリアー塗料を塗ります。下地がエナメルなので重ね塗りをアクリル塗料にすると、下地塗装が溶ける事がなくきれいに仕上がります。
航行灯部分は写真6のようにクリアーグリーンとクリアーレッドで塗装します。
尾翼部分のライトにも写真7のように、クリアーレッドを塗装します。
クリアーパーツではないライト部分は、この方法で塗装するとクリアーパーツのような表現が可能です。車の反射灯や戦車などのテールランプにも使用できるので、クリアーパーツではないライト部分の表現に悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
爆弾先端部のセンサーも同じような方法で塗装しています。エナメルのシルバーの上から、アクリルのクリアーオレンジを写真8のように重ね塗りしています。
=🐣パーツの接着=
最後に別にしたパーツを取り付けます。
まずは写真9のように車輪格納部カバーと燃料タンクを取り付けます。接着剤を付け過ぎると、接着剤がはみ出るので注意して下さい。接着剤がはみ出た時に、慌てて拭き取りると塗料が剥がれてしまいます。はみ出た部分が完全に乾燥するまで待ってから、機体色を重ね塗りをした方がきれいに修正できるので焦らず乾燥を待って下さい。
接着面の塗料が邪魔をして少し接着力が落ちるので、接着後は普段より長めにパーツを押さえておいて方がいいです。
サイドワインダーを写真10のように両翼端に接着します。ここも接着剤のはみ出しに注意して下さい。
最後に爆弾を写真11のように取り付けます。ここも塗料のせいで接着力が落ちているので、固定するまでしっかり押さえておきます。完成間近なのでついつい焦ってしまいますが、きれいに仕上げるために、しっかり時間をとって押さえて下さい。爆弾を取り付けた状態が写真11になります。
これで完成になります。
今回はここで終了です。次回はまとめになります。