前回はコクピットの製作をしました。今回は機首の製作をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ 1/72 F/A-18E スーパーホーネットを効率良く製作する~③コクピットの製作編~
=🐣機首の製作=
機首パーツの裏側をコクピット色で塗装します。写真1のように先に仮組みをして、どの部分を塗装すればいいか確認してから塗装をします。
内部の塗装が終了したら、写真2のように機首のパーツを張り合わせます。接着剤が塗ってない箇所があると、隙間ができて合わせ目処理の作業がやり難くなるので、接着剤はきちんと全面にぬるようにして下さい。
合わせ目を消すためにパテ盛りをします。機体下面は写真3の部分をパテ盛りします。モールド部分が消えないようにヤスリがけする時に深く彫り直しますが、モールド部分にはなるべくパテを多く盛らないようにすると作業が少し楽になります。
機体上面は写真4のように、コクピット前のブロック部分までパテ盛りをします。ブロック部分より後ろの部分は、機体と接着した時に作業をします。
🐥接着剤はプラスチック同士を溶かして接着するので、少し多めに接着剤を塗って乾燥後にヤスリがけをすると合わせ目を消すことができます。パテ盛りが難しい箇所は、パテの替わりに流し込み接着剤を多めに流し込んでみて下さい。
この後、接着剤やパテを乾燥させるので1日放置して下さい。
=🐣先に組み立てておいた方が良い部分=
機首パーツと一緒にパテ盛りをしておくと、以降の作業がスムーズに進む部分があります。無理に一緒にやる必要はないですが、機首パーツと機体パーツの接着までには合わせ目処理までやっておいた方がいい部分をこれから説明します。
1.エアインテーク部分
エアインテーク内側に押し出しピンの跡と、合わせ目ができます。写真5の丸で囲んだ部分のピン跡は、完成後に目立ってしまうので処理しておいた方がいいです。
深いピン跡でないならパテ盛りをしなくても、ナイフの刃を立ててカンナがけのようにして、周囲を削って平らする事でピン跡を消す事ができます。
ピン跡の処理をしたらエアインテーク部分を組み立てます。エアインテーク内に大きな合わせ目と、写真6の丸で囲んだ部分に小さな合わせ目ができます。
丸で囲んだ部分は機体下面になるので、完成後は持ち上げて裏返しにしない限り見えません。気にならない人は無理に合わせ目処理をする必要はないと思います。パテ盛りをした状態が写真7になります。
エアインテーク内の大きな合わせ目は、奥側なので目立たないと思って処理しなかったのですが、機体パーツと接着してみると思っていたよりも気になったので、機体パーツと接着後に隙間をパテで埋めました。機体パーツを接着してからだとヤスリがけが面倒だったので、この時点でパテ盛りをして下さい。
パテの乾燥させるので、この状態で1日放置します。
2.機体上面
前回エポキシパテで隙間を埋めたコクピット後部にパテ盛りをします。エポキシパテで隙間を埋めた部分は、ヤスリがけをするとプラスチックとの境目部分に隙間や線ができやすいので、ラッカーパテを使用して表面を滑らかにします。
エポキシパテで埋めた部分をヤスリがけで表面を600番のヤスリで平らにします。平らになったらコクピット後部全体に、写真8のようにラッカーパテを盛ります。
エポキシパテはヒケ防止のために使用したので、ラッカーパテで仕上げをした方がきれいな仕上がりになります。
3.機体下面
写真9の機体下面部分にも合わせ目ができます。ここも持ち上げて裏返しにしないと見えませんが、それなりに目立つので気になった場合はパテ盛りをして下さい。
🐥機体上面と下面パーツを接着する前に、写真10のようにエンジン部分を塗装しておいた方がいいです。エンジンノズル内は暗くなるので、黒系よりはシルバー系で塗装した方がエンジンを覗いたときにモールドが見えると思います。
この3箇所は機首と機体パーツの接着前に、合わせ目処理を終えておいた方がいいです。パテの乾燥には時間がかかるので、パテ盛り作業は可能な限り他の部分と同時進行で行う事をお勧めします。
今回はここで終了です、次回はヤスリがけ作業になります。