【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑭落ち葉の製作と樹木の接着編~

前回は草木の塗装をしました。今回は落ち葉の製作と樹木の接着にします。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑬草木の塗装編~

=🐣落ち葉の製作=

草木の塗装が終了した状態が写真1になりますが、ちょっと地面や芝が物足りないので軽く落ち葉を撒いていきます。

写真1

写真2はドライフラワーや枯れ木の中から小さめの葉を選んで袋に入れておいたものです。袋にいれた状態で上から押すなどして、さらに葉を細かくしています。

写真2

写真3は白樺の種子になります。そのままの状態だと落ち葉に使用できます。緑に着色した状態で葉の素材として販売されているのもあります。雰囲気はありますが、やや大きめなので1/48スケールに使用するとオーバースケールになりやすいので注意して下さい。

🐦️下記に白樺の種子を利用した素材を載せておきます。参考にして下さい。

ロリーフモデル風景草房砂テーブルジオラマ鉄道シーンアクセサリー盆栽装飾品の葉 – 茶色

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写真3

白樺の種子を使用した素材は写真4のように結構大きさにムラがあります。秋や冬の情景で地面全体に落ち葉を散りばめる場合は大きさについて気にしなくてよいのですが、今回は軽く地面に撒く程度なので、小さめの素材を選んで撒いていきます。

写真4

落ち葉の素材を写真5のように草や地面の上に撒いていきます。まだ接着剤は付けていないので、位置がおかしい物や大きさが合わない物はピンセットなどでどかしていきます。

写真5

落ち葉を撒いた部分に、水で薄めたスーパーフィックスをスポイトで1~2滴上から垂らして、固着させていきます。スーパーフィックスは地面や草に染み込んでいくので、上から垂らすだけで接着する事が可能です。

草の上に撒いた落ち葉が浮い見えてしまうので、接着剤を垂らした後に上から指などでしばらく押して落ち葉が浮かないようにします。

地面が単調に見える場合は、落ち葉や小石を撒いて少し変化を付けると地面っぽく見えます。物足りないと感じた時の参考にして下さい。

落ち葉と小石を軽く撒き終わった状態が写真6になります。

写真6

=🐣樹木の製作=

そのまま接着すると強度に問題があるので、ピンバイスで穴を空けてから樹木を接着します。

穴の大きさは幹の太さに合わせて下さい。テクスチャーペイントの下は発泡スチロールなので簡単に穴を空けることができます。深く穴を空けすぎると幹がズボっと地面にめり込むので注意して下さい。

穴を空けた際に写真7のようにテクスチャーペイントの破片が外に出てきますが、息を吹き掛けたり、筆などで簡単にはらう事ができるのであまり気にしないで穴を空けて下さい。スタティックグラスで空けた穴が隠れてしまいやすいので、真鍮線などを差して目印にしておくと作業が楽になります。

写真7

幹の先端に木工用ボンドを付けて、写真8のように空けた穴に差し込みます。穴が深い場合は奥までめり込んでしまうので、丁度よい長さで接着できるように位置を調節して下さい。

🐥樹木などそれなりの大きさと重量がある物の接着の際は、ボンドを薄めないで原液のまま使用して下さい。

木工用ボンドは時間が経つと透明になるので、はみ出しても無理に拭き取らないようにして下さい。ボンド跡には、乾燥後に落ち葉を乗せたり、土色のピグメントまぶす事で目立たないようにする事ができるので、とりあえず透明になるまで触れないようにします。

写真8

同じように穴を空けて写真9のように樹木を植えていきます。穴は一気に空けるのではなく、回りの樹木の状態を見ながら一つ一つ穴を空けていくと位置の調節がしやすくなります。

写真9

樹木の植え込みが終了した状態が写真10~12になります。

写真10
写真11
写真12

実際は、幹の回りの地面には草が生えていない事が多いです。しかしそれを再現しようとした場合、結構な表現力がないとスタティックグラスの撒き忘れのように見えてしまいます。

草木や地面の一部をリアルに再現しようとするには、それなりの技術力が必要なので、慣れてくるまでは「全体がそれっぽく見えれば良し」と思いながら製作する事をお勧めします。

今回はここで終了です。次回は石垣の仕上げ塗装になります。