前回は車輌とフィギュアの設置を行いました、今回は小物の製作と設置になります。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】初めての簡単ジオラマ製作方法(アルンヘム 1944)~⑮車輌、フィギュアの設置編~
=🐣小物の製作=
最後に小物の製作をします。
1.薬莢の製作
市街戦の最中のジオラマなので、薬莢を周りに散乱させます。薬莢は0.3mmの真ちゅう線で製作します。
まずは写真1のようなガイドを製作します。製作したい薬莢の長さと同じ幅になるように、スチレンボードやプラ板を重ねて木工用ボンドで接着します。中心に2mm程の穴を開けます。
🐥薬莢の長さは使用した小銃や、機関銃の大きさを基準にして決めます。見てすぐに薬莢だと解るように、実際よりもやや大きめで製作した方がいいです。
写真2のように0.3mmの真ちゅう線を何本かまとめて、製作したガイドの穴に刺します。
金属用のニッパーの刃を逆さにして、刃とガイドに隙間が開かないようにして真ちゅう線を切断します。すると、同じ長さの薬莢が、真ちゅう線を束ねた数だけ製作できます。0.3mmの真ちゅう線は細くて比較的簡単に切断できますが、まとめて切断すると確実に刃を傷めるので金属用のニッパーを使用して下さい。ペンチでも切断可能ですが、ペンチだとガイドが使用できないので薬莢を製作する際はニッパーを使用して下さい。
写真3が完成した薬莢です。
🐦金属用のニッパーを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.129 クラフトニッパー プラスチック/軟金属用 74129
🐥私は古くなったニッパーを金属用にしています。多少の刃こぼれはありますが、1mmまでの真ちゅう線なら切断可能です。太い真ちゅう線の切断や、細くてもまとめて切断する場合は金属用を使用する事をお勧めします。
2.薬莢の接着
製作した薬莢を、写真4の地面にばらまきます。
全体に均一にばらまくのではなく、偏りがあるようにします。物陰など銃撃戦時に隠れるような箇所には多めに撒きます。薬莢を撒いたら、写真5のように上から瓦礫の接着の時に使用した接着剤をスポイトなどで垂らします。
🐥今回、薬莢は木工用ボンドを水で溶いたものに、中性洗剤を混ぜた物を使用しています。
写真5の状態だと、ちょっと薬莢の量が少ないので薬莢を足していきます。写真6のように薬莢を加えて、上から接着剤を垂らして固定させます。
接着剤が白くなっていますが乾くと透明になります。水で薄めているのでツヤも出にくいです。ツヤが出た場合は、ベースで使用したピグメントを軽くまぶしてツヤを消します。
🐔瓦礫の接着の記事を下記に載せておきます。参考にしてください。
【初心者向け】初めての簡単ジオラマ製作方法(アルンヘム 1944)~⑨瓦礫の接着編~
車輌は戦闘中にキャタピラが壊れて廃棄された状態なので、写真7のように車輌の中にも薬莢を撒いて接着します。
写真8のように全体に薬莢を撒いていきます。均一にならないように注意します。
ボンドが乾くと写真8のようになります。多少ツヤがあるので仕上げの時に調整します。
🐥余った薬莢は写真9のようにビニールパックに入れておくと、次回に使用できます。単品車輌の上や中に撒いてアクセントにするなど、ジオラマ以外でも使用できるので便利です。
3.小物の製作
小銃や椅子、水筒などの小物をを塗装します。今回は写真10の物を使用します。地面への接着は仕上げの段階で行います。
今回はここで終了です。次回は仕上げの予定です。