【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)~⑩戦闘室内部の製作編その2~

前回は主砲の製作をしました。今回は戦闘室製作の続きになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)~⑨戦闘室内部の製作編その1~

=🐣装填手の製作=

ドラゴンのキットで車長と片膝を着いている装填手は、ポーズ変更なしで車内に乗せる事にしましたが、マスターボックスのキットから選択した砲尾で操作する装填手は、少しポーズの変更を行います。

写真1はキットのフィギュアをそのまま配置じた状態なのですが、上部装甲を取り付けると頭が干渉してしまいます。

写真1

膝を曲げて高さを調節する事にします。まずは写真2のように膝に関節部分を切断します。

写真2

膝を曲げた状態で接着しやすいように、膝の裏側を斜めに削ります。最初に大きく削ってしまうと、削りすぎた時に修正が面倒なので少しずつ削って微調整を繰り返します。

位置決めが終了した状態が写真3になります。

写真3

このままだと足底部分が地面に接地しないので、足首の位置を変更する必要があります。足首を切り離して位置を変更しても良いのですが、腰から腿にかけてのラインが直線になっているため少し不自然な体勢になってしまいます。

そのため、写真4のように腰パーツの前部を斜めに削り、腰を落とした状態にして足首の加工なしで接地するようにしてみました。横から見ると筋トレしているような苦しい姿勢ですが、上から見た場合こちらの方が自然な感じになります。完成後は横から見ることができないので、上からみて自然な感じになるようにポーズを決めます。

写真4

ポーズが決まったら、エポキシパテを隙間に詰めて周囲に合わせてシワを付けます。一見難しそうですが、隙間にパテを詰めてみると自然と形になっていくので、想像するよりも簡単に作業が進みます。

=🐣透明パーツのマスキングと内部の下地塗装=

上面パーツは写真5のようにクリアーパーツになっていますが、ハッチや装備品は通常パーツになっています。接着跡が汚くなってしまう場合があるので、パーツ同士を接着する部分は塗装する事にして、接着箇所がない部分で中が見えるようにします。

写真5

内部が見える部分の表裏にマスキングをします。内部のマスキングは外側よりも一回り大きくなるようにして下さい。クリアーパーツを残さない部分は塗装するので、外側のマスキングが内側よりも大きくなると、境目から内側の塗装がはみ出して見えるので注意して下さい。

マスキングが終了したら、写真6のように内側をXF1フラットブラックで下地塗装を行います。

写真6

戦闘室の床面も写真7のように下地塗装をします。裏側はほとんど見えないですが、隙間から見えるかもしれないので一応塗装しておきます。

写真7

エアクリーナーや操縦室前面装甲の内側も写真8、9のように下地塗装をします。

写真8
写真9

砲尾部分も全体を下地塗装します。写真10の丸で囲んだパーツは接着時に砲尾パーツにしっかり押し込むようにして下さい。側面パーツとの擦り合わせはしたのですが、砲身基部の装甲パーツとの擦り合わせをしなかっため、装甲パーツ接着時にかなり苦労してしまいました。

この部分の擦り合わせをする時は、砲身基部の装甲パーツとの擦り合わせもきちんと行って下さい。

写真10

砲弾は写真11の状態で、分割したまま塗装を行い塗装終了後に接着します。

写真11

戦闘室内部も写真12、13のように下地塗装をします。

写真12
写真13

今回はここで終了です。次回は戦闘室の塗装になります。

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。