前回で製作は終了しました。今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
パーツ数は多くないので、初心者の方でも簡単に製作できるキットです。機体上面の合わせ目はほとんどないので、接着剤の跡だけきれいにすれば、合わせ目を消さなくてもそれなりの完成度はあると思います。
デカールは機体のラインと主翼の識別帯が、少し難易度が高めなので注意が必要です。二つに分けた方が貼りやすくなる場合もあるので、貼るのが難しいと思ったデカールは分割できるか考えてみるのも一つの方法です。
今回のキットだと、機体側面の赤いラインは中心付近で切断して二つにした方が真っ直ぐに貼りやすいような気がしました。
塗り分けが必要なので手軽に完成できる物ではないですが、マスキングを丁寧にすればいい感じで仕上がると思います。ちょっとメタリック塗装をやってみたいと思う人には丁度良いキットだと思います。
=🐣メタリック塗装について=
水性のメタリック塗料はどうしても粒子が大きいので、ラメ感がでてしまいます。今回使用した水性ホビーカラーのシルバーは、比較的ラメ粒子が目立たないようになっていますが、接近したり光の当たり具合によってはキラキラしたラメ感がでてしまいます。
強い光が当たらず、接近して見れないような箇所に飾ると金属の質感がいい感じの完成品になると思います。
下地が黒色の方が金属の質感がよく出たので、先にブラックで塗装してから下地塗装に変化を付けていった方がいいと思います。近いうちにもう一度メタリック塗料をやってみたいと思っているので、その時は下地をブラックにしてみたいと思います。
銀色の戦闘機のほとんどは、車のように銀の塗装をしているのではなく、無塗装のため機体を覆っているジュラルミンそのままの輝きです。
そのため、工場からきたばかりの機体はピカピカに輝いていますが、ある程度の時間が経つと汚れのため光沢が弱まっているのが写真で解ります。白黒写真でもその事がハッキリ解るので、汚した機体を製作する場合はツヤには注意して下さい。汚しを強めにした時は、半光沢やツヤ消しの方がお勧めです。
塗り分け部分や、日の丸は無塗装状態の機体に直接塗料を塗っています。機体と同じツヤではちょっと不自然なので、ツヤを抑えるなどして変化させた方がいいと思います。
自分で材質などを考えながら塗装するのも、結構楽しいので是非やってみて下さい。
今回の記事はここで終了です。
🐦今回使用したキットと資料を下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.89 日本陸軍 川崎 三式戦闘機 飛燕 1型丁
🐦銀塗装の機体のキットを下記に載せておきます。気になったものがあったら製作してみて下さい。
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.70 アメリカ空軍 リパブリック P-47D サンダーボルト バブルトップ
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.49 アメリカ陸軍 ノースアメリカン P-51D マスタング
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。