【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~⑩建物の製作編その1~

前回で水堀の製作は終了しました。今回から建物の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】水のある情景の城模型製作方法(童友社 1/350 松本城)~⑨水堀の製作編その5~

地面全体の製作はほぼ終了したので、これから建物の製作になります。

=🐣建物について=

松本城は写真1のように側面の壁が白い部分と黒い部分に分かれています。キットも同じように分かれていて、白い部分と黒い部分(キットの形成色は茶色)を組み合わせていきます。

天守閣のパーツは白い部分、黒い部分、屋根の部分と大きく3つに分ける事ができます。塗装の事も考えて製作していくので説明書と少し違う工程で作業をする事にします。

写真1

エアブラシで塗装していくので、白い部分と黒い部分は分けて製作します。パーツの状態で塗装してしまうと、組み立て時に接着剤などで塗装が剥がれて汚くなってしまう場合があるので、階層ごとに組み立ててから塗装する事にします。

=🐣壁面の加工=

説明書だと壁面の白と黒のパーツを接着してから、箱組みをする工程いなっています。今回はエアブラシで階層ごとに塗装してから組み立て事にしたので、ちょっとした加工が必要になります。

写真2の丸で囲んだ部分は、白い壁面パーツと接着するための突起になっています。この突起を白パーツのガイド穴にさして壁面を製作します。

写真2

今回は白い壁面を後からはめられるように、黒い部分のパーツを加工していきます。まずは写真3のように突起部分を切断します。

写真3

上から白いパーツを差し込む事になるので、押し出しピン跡が邪魔にならないか確認して下さい。ピン跡が出ているようなら、写真4のようにヤスリやナイフなどで平らにして下さい。

写真4

加工が終了したら最下層部分から組み立てていきます。写真5のように土台部分をガイドにして形を作っていきます。まだ塗装していないので、土台部分とは接着しないようにして下さい。

写真5

これに合わせて白い部分も組み立てていきます。多少の歪みはありますが接着する時に整えていくので問題ないです。最終的に写真6のような分割になります。

写真6

松本城は階層ごとに製作するタイプなので、上層部分を製作する時は、下層部分の屋根をガイドにして形を作っていきます。

後ハメ加工を全ての階層で行います。少し面倒ですが塗装時にマスキングする必要がないのでトータルで考えるとこの方が楽だと思います。

分割が多いと、組み立てする時に歪みが出るのではと心配する人もいると思いますが、分割した方が部分ごとに微調整できるので大きな歪みは発生し難いです。

🐥筆塗りならば後ハメ加工をする必要はないですが、エアブラシを使用する予定ならば後ハメ加工をする事をお勧めします。

今回はここで終了です。次回は建物の製作の続きになります。