前回は地面製作について説明をしました。今回は地面の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ミニアートの肉屋でジオラマを作る(ミニアート 1/35 肉屋)~⑥地面の製作編その3~
=🐣地面の塗装=
今回は下地塗装で色の変化を付けて、単色の基本塗装でも色の変化が出るようにします。
まずは写真1のように全体をタミヤアクリル塗料XF1フラットブラックを吹き付けます。塗り残しが無いように、上からだけでなく横からも吹き付けるようにして下さい。
次にタミヤアクリル塗料XF2フラットホワイトを写真2のように吹き付けます。明暗を付けるので、車体や屋台の影になる部分には黒を残すような感じで吹き付けます。強調したい部分や、明るくしたい箇所は白を多めに吹き付けます。
白を吹き付ける際は一定方向からのみ吹き付けて、影になる部分の黒を残す感じで塗装をします。
下地塗装が終了したら、土色の塗料を写真3のように吹き付けます。濃くすると下地塗装で付けた明暗が消えてしまうので、通常よりも少し薄目にした塗料を使用して下さい。
塗料の濃度に気を付けて、塗り残しのないように吹き付けて下さい。
写真3の常態で地面の塗装は終了ですが、いまいち凹凸がハッキリしない場合は、薄目にしたタミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンを表面全体に流し込んでスミ入れをします。
かなり薄目にしたスミ入れ用塗料を全体に流し込みます。拭き取りはしないでそのまま乾燥するまで放置します。全体的に少し暗めになりますが、凹凸がはっきりと表現されます。スミ入れをした状態が写真4になります。
下地塗装で明暗を付けておけば、単色で基本塗装しても地面に色の変化が出ます。複数の色を使って地面に色の変化を付けるよりも簡単なのでお勧めです。地面の塗装で悩んでいる方はちょっと参考にしてみて下さい。
=🐣車両の下地塗装=
車両の下地塗装をします。車両の下地塗装は地面製作の合間にでもやっておくと作業全体がスムーズに進行します。
まずは写真5のように車両全体にタミヤアクリル塗料XF1フラットブラックを吹き付けます。地面と同じように下地塗装で明暗を付けるので、塗り残しのないようにします。
上からXF2フラットホワイトを吹き付けて明暗を付けます。影になる部分は黒を残して、光が当たって明るい部分や強調したい部分は少し多めに白を吹き付けます。
白塗装が終了した状態が写真6~9になります。
塗剥がれの表現を下地塗装の段階で加えます。XF1フラットブラックをちぎった台所用スポンジに付着させて、叩くような感じで塗っていきます。塗装の剥がれやすいエッジ部分を中心に、スポンジで塗料をのせていきます。
塗装剥がれ表現を加えた状態が写真10~13になります。
針などを使用すれば引っ掻き傷を付ける事も可能です。針で表面の白塗装だけ剥がすような感じで引っ掻きます。周囲の下地色と色合いが異なれば、基本塗装時に色の変化が出て傷っぽく見えるので、多少力が入って地肌が見えてしまっても問題ないです。
今回はここで終了です。次回は車両の基本塗装になります。