前回は足周りの製作をしました。今回は装備品の取り付けになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】汎用パーツでディテールアップする方法(タミヤ 1/35 ドイツⅣ号戦車G型初期生産車)~③足周りの組み立て編~
=🐣フェンダーの加工=
フェンダーのダメージ表現といえば、エッチングパーツに交換して曲げるなどの作業をしますが、フェンダーをエッチングパーツに交換するのはちょっと大変で初心者の方は難しいと思います。
当時の写真などをみると、フェンダー部分が曲がっている車両よりも、外側や内側に傾いている車両の方が多いような気がします。そこでフェンダーを曲げるのではなく傾けてみる事にします。これだとパーツを変更する必要がなく、初心者でも気軽にできるダメージ表現になります。
まずは写真2のように前部フェンダー先端を手で軽くねじるように曲げていきます。強く曲げると側面に取り付ける部品番号B21、22のパーツがはまらなくなるので注意して下さい。B21、22のパーツを仮組みしながら、接着に影響しない程度に曲げていきます。
傾かせたフェンダーと車体上部パーツを接着した状態が写真3になります。
同様に後部フェンダーも傾くように曲げていきます。側面に取り付ける部品番号B30、31に影響しない程度に曲げていきます。
後部フェンダーを車体上部パーツに接着した状態が写真4になります。
車体上部と下部を接着した状態が写真5、6になります。
派手なダメージ感はないですが、使い古した感じは出ています。簡単な作業で特別な工具も必要としないので、少しくたびれた感じの車両にしたい時は是非やってみて下さい。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.378 ドイツ軍 IV号戦車G型 初期生産車
=🐣装備品の取り付け=
キットの装備品には写真7のようにクランプ(留め具)がモールドされています。取っ手の部分をピンバイスなどで穴を開けて、ナイフで穴の形を整えるだけでも十分な見映えになるのですが、今回は別売りのクランプパーツを使用します。
今回は写真8の3Dプリンター製のクランプパーツを使用します。MJミニチュアから発売されているもので、タイガー戦車の牽引ワイヤーの留め具までセットされていて、一つあれば第二次世界大戦中のドイツ戦車全てに対応できるのでとても便利です。封入されているクランプの数も多いので、1セットで複数の車両を製作する事が可能です。
クランプには前期型、後期型などの違いがあるようですが、装備品を付けてしまうとほとんど解らないです。形状にこだわりがない方は、前期、後期型はあまり気にしなくてもいいと思います。
🐦️下記に3Dプリンター製のクランプキットをいくつか載せておきます。汎用性が高いので、1セット持っておけば製作の幅が拡がると思います。
MJミニチュア 1/35 第二次世界大戦 ドイツ軍 OVMクランプツールセット プラモデル用パーツ
MJミニチュア 1/35 第二次世界大戦 ドイツ軍 クランプ 1/2型セット プラモデル用パーツ
MJミニチュア 1/35 第2次世界大戦ドイツ軍 OVM クランプツールセット 初期型
MJミニチュア 1/35 第2次世界大戦ドイツ軍 OVM クランプツールセット 後期型
MJミニチュア 1/35 第二次世界大戦 アメリカ軍 OVMクランプツールセット
写真9のようにクランプがプレートに連なっています。パーツ自体は結構脆いので、切れ味の悪いニッパーやナイフで切り出すと割れてしまう場合があるので注意して下さい。
まずはキットパーツのクランプ部分を写真10のように切り取ります。
スコップの柄を写真11のように、切り出したクランプの穴に通します。
大体の装備品パーツはクランプの部分に取り付けガイドがあるので、車体側の取り付けガイド部分にクランプがくるように接着をします。3Dプリンター製のパーツは、プラスチック用接着剤では固着しないので、瞬間接着剤を使用して下さい。
取り付けが終了した状態が写真12になります。
柄の部分がクランプの穴に通らないパーツもありますが、そういった場合の取り付け方法は次回に説明します。
🐦️下記に載せたキットは今回使用しているキットの東部戦線バージョンです。伝令バイクも付属しているお得なセットになっています。限定品なので、興味のある方はお早めに購入して下さい。
タミヤ 1/35 スケール限定商品 ドイツ IV号戦車 G型 初期生産車 伝令バイクセット ロシア戦線
今回はここで終了です。次回は装備品の取り付けの続きになります。