前回は主翼の組み立てを行いました。今回は機体の組み立て作業を説明します。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ブルーインパルスを塗装で製作する方法(ハセガワ 1/48)~⑤主翼の組み立て編~
=🐣機体の組み立て=
1機体の組み立て
コクピットを挟み込みながら、機体のパーツを貼り合わせていきます。エアインテーク部分、エンジン部分と尾翼のポリキャップなどを忘れないように接着します。この時にパーツの接着面に隙間が空くと合わせ目処理が面倒なので、写真1のように輪ゴムを巻きつけしっかりと接着します。機体下面のパーツは、主翼の接着後に付けるので、左右の機体パーツだけ接着します。
隙間がない事を確認したら丸1日放置します。接着剤が乾燥する間に、徐々にパーツが離れていく場合があるので、輪ゴムなどで固定して放置します。
2.機体のパテ盛り作業
エアインテークの製作と同じように合わせ目部分のスジ彫りをエッチングソーなどで深く彫ります。その後に機体上部、機体下部の合わせ目にパテを盛ります。
写真5のエアインテーク部分にパテを盛ります。この部分にブルーインパルスのエンブレムデカールを貼るのですが、接着時に段差ができてしまいました。このままだとデカールを貼った時に段差が出来てしまうので滑らかな平面にします。
パテ盛りをしたらパテが乾くまで、丸1日放置します。
パテが乾燥すると、中の揮発成分が飛んでいくため体積が小さくなります。段差の大きな合わせ目や、隙間が空いている箇所など多くのパテで埋めた箇所は、乾燥するとへこむ事が多いです。そのような箇所はパテをあらかじめ多めに盛るか、乾燥後にもう一度パテ盛りをするなどの対策をします。
🐥飛行機模型は塗装、パテ盛り作業が製作途中に入るの場合が多いので、ちょこちょく乾燥待ちの時間がでてきます。日々小まめに製作している方は問題ないですが、週末の休みの時だけ製作をする方は、せっかく時間があるのに乾燥待ちになってしまいやる事がなくなる時があります。そのような時は2機同時に製作する事をお勧めします。待ち時間にもう一方のキットを製作すれば、待ち時間が感じられなくなります。もちろん、航空機以外のキットでも問題ありません。
3.ヤスリがけ
パテが乾燥したらヤスリがけをします。パテが山盛りになっている箇所があったらヤスリで削るのは大変なので、デザインナイフなどで削ってヤスリがけし易い形にしておきます。
私は通常だと600番から始めて、800→1000番の順番にヤスリがけをします。パテを削る量が多い時は400番のヤスリから始めます。紙ヤスリの使用する番号は使用する人の好みによって異なるので参考程度にしてください。表面をきれい場合は最後にもっと目の細かい紙ヤスリで磨くと表面がぐっと滑らかになります。あまりヤスリがけをしたくない方は600→800とか、600→1000などにして回数を減らしてもいいと思います。
写真6~8はヤスリがけが終了したところです。
🐥削る作業が面倒だからといって、目の粗いヤスリを使用するとそれなりの深いキズが付きます。そうなるとキズの修正作業がとても面倒です。なるべく400番よりも粗い目のヤスリは使用しない方がいいと思います。
今回はここで終了です。次回も機体の組み立て作業の続きになります。