前回はスミ入れを行いました。今回は汚し塗装について説明します。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】現用戦車の簡単ディテールアップ方法(タミヤ 1/35 M1A2エイブラムス TUSKⅡ)~⑦スミ入れ編~
=🐣汚し塗装=
今回は乾燥地域で行動する車輌として製作したので、泥汚れは付けないようにします。製作する車輌の行動地域の気候や地質によって汚し表現が異なるので、汚し塗装の前に確認することをお勧めします。
1. 車輌の汚れを考える
今回は資料なしで汚し塗装を行ってみます。乾燥した汚れなので、土色のパステルやピグメントで汚してみます。ただ、車輌の色が土色なのであまり目立たないので、オイル汚れを多めに付けて強調したいと思います。
2.オイル汚れの塗装
若干湿った感じのオイル汚れをする事によって、汚し塗装に変化をつけます。今回はAKインタラクティブのエンジンオイルにタミヤエナメル塗料のXF1フラットブラックとXF64レッドブラウンを混ぜたものを使用しました。エンジンオイルはX26クリアーオレンジに少量のX1ブラックを混ぜたもので代用できます。
オイル汚れの塗料を汚しを写真1~3のように塗っていきます。エンジンオイルとXF1フラットブラックとXF64レッドブラウンの混合比を変えながら塗装すると、変化がでて単調になりにくいです。
くぼんでいる箇所などは多めにオイル汚れをすると、湿った感じが強調されていい感じになります。エンジンオイルだけだと、ツヤが有りすぎて不自然なのでXF1とXF64で少しツヤの調節をします。ツヤと半ツヤの状態がところどころで有るようにすると、自然な感じのオイル汚れになります。
3.オイル汚れの拭き取り
オイル汚れを塗っただけだと、汚れの境目がはっきりして違和感があります。新しいオイル汚れなら問題ないですが、全部境目がハッキリしていると不自然なので、写真4~6のようにエナメル溶剤を使用して境目をぼかしたり、薄く汚れを残すようしてに拭き取ったりして自然な感じの汚れにします。
自分でイメージしたようにならない場合は、拭き取ってからもう一度塗装からやり直します。何度か繰り返すと拭き取る前の塗料も少し残っているので、重なりができていい感じの汚れになりやすいです。上手くいかない時は何度も繰り返し作業をしてみると結構うまくいきます。
車輌部分も写真7~8のようにオイル汚れを付けていきます。最後に土色のピグメントを軽く筆で全体をなぞり埃っぽい感じにします。車輌にピグメントをつけすぎた場合は、エナメル溶剤でピグメントを拭き取ってもう一度やり直します。さらに上から少しだけオイル汚れをすると粉っぽさがなくなるので、自分の好みに合わせて汚してみて下さい。
自分のイメージに近づいたらそこで終了です。
🐥エナメル溶剤が乾燥前と後では色合いが違うので、必ず乾燥してから判断するようにしてください。
🐔オイル汚れと砂汚れに関しての以前の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑧ ~塗装編(汚し塗装・砂汚れ)~
IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑨ ~塗装編(オイル汚れ)~
今回はこれで終了です。次回は装備品の取り付けになります。