【初心者向け】クレオス水性ホビーカラースーパーファインゴールドで金閣寺を塗装する(童友社 1/200 金閣寺)~④地面の製作編その1~

前回はミラーシートの加工をしました。今回は地面の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】クレオス水性ホビーカラースーパーファインゴールドで金閣寺を塗装する(童友社 1/200 金閣寺)~③台座の加工編その2~

=🐣下層部分の組み立て=

下層の床パーツを設置した状態が写真1になります。周囲の石にある穴は支柱の取り付け穴で、支柱部分は手すりのパーツと一体化されています。

説明書だと手すりバーツはそのまま取り付け穴に接着するようになっていますが、そうすると塗装やこの後の作業が面倒になるので、先に手すりと下層部分を接着して取り外し可能な状態になるように組み立てます。

写真1

床部分を設置した状態で写真2のように、支柱の取り付け穴に手すりパーツを差し込んで仮組みします。手すり同士の隙間は後で修正するので、まずは支柱部分と床パーツがしっかりと密着するようにすり合わせをします。

写真2

写真3のようにすり合わせが終了したら、流し込み接着剤を手すりと床の接着面に流し込んで床パーツと手すりパーツを接着します。支柱と石の取り付け穴には接着剤を流さないように注意して下さい。

写真3

接着剤が乾燥すれば、写真4のように取り外しが可能になります。手すり同士の合わせ目に隙間があった場合は、パテやプラ板を細切りした物で隙間を埋めて下さい。

写真4

支柱の取り付け穴部分は写真5、6のように、取り付け穴が少し大きく石の上部が平ら過ぎるので、ちょっと不自然な感じがします。

写真5
写真6

そのため写真7のようにエポキシパテを少々盛り付けて石に少し丸みを付けます。

写真7

パテが少し硬くなったところで、床パーツを押し付け写真8のように取り付けガイド穴を空けます。パテのくっつきを防ぐために、支柱部分とパテ盛りした部分に水を付けてから作業をするようにして下さい。これで完成後に取り付け穴が見えなくなります。

写真8

パテを上から押し込んだので、取り付け穴が少し埋まった状態になっています。そのため取り付け時に支柱部分が仮組み時よりも浮いてしまうような場合は、支柱部分の先端を少しカットして調節するようにします。

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

台座パーツに歪みがある場合は、石垣の製作をする前に台座パーツを木製台に接着して歪みや傾きを修正します。

=🐣石垣の製作=

水際部分に石垣を作ります。水際部分はレジンを流し込むと一部水没した状態になります。透明レジンだと完成後も水没した部分は見えるので、水際部分はしっかりと製作します。

まずは石垣の大きさに合ったジオラマ用の岩や石を用意します。様々な大きさの物を用意して、写真9のようにカップに混ぜた方が石の選定がしやすくなります。

写真9

🐦️下記に市販のジオラマ用石セットを載せておきます。参考にして下さい。

石垣を作りたい部分に、タミヤテクスチャーペイントのダークアースを写真10のように盛り付けます。

写真10

ちょうど良い形と大きさの石を選んで、写真11のように石をテクスチャーペイントに埋め込んでいきます。テクスチャーペイントには接着力があるので、別で接着剤を使用する必要はないです。

写真11

下段の石積みが終了した状態が写真12になります。

写真12

下段が完成したら、写真13のように再びテクスチャーペイントを盛り付けて、写真14のように石を上に重ねていきます。

写真13
写真14

この作業を繰り返していくと写真15のような石垣になります。わざと大きな隙間を作りそこに小さな石を詰めると、より石垣っぽくなります。

作業自体はとても簡単ですが、結構楽しいので作り過ぎてしまう場合があります。理想の高さを事前に決めておかないと、高く積み過ぎる場合があるので注意して下さい。

写真15

テクスチャーペイントをボンド代わりに使用すると、隙間部分がザラザラした土の感じになるので、ちょっと粗めの石垣を作るには最適です。作業が簡単な割には、かなり本格的な石垣を製作できるのでお勧めです。

🐦️下記に今回使用したテクスチャーペイントを載せておきます。参考にして下さい。

石の大きさを変えればいろいろなスケールに対応できるので、ジオラマの地面に変化を付けてみたい人は参考にしてみて下さい。

今回はここで終了です。次回は地面製作の続きになります。