【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~②コクピットの組み立て編~

前回は使用する工具や工程の説明をしました。今回はコクピットの組み立ての説明をします。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~①準備編~            

=🐣コクピットの組み立てと塗装=

コクピットは組み立て後に塗装するのは難しいので、塗装して組み立ててから機体に埋め込みます。

1.計器板の塗装

計器板にはデカールが有りますが、キットを購入した時期が古かったのでひび割れしてしまったので、今回は塗装にしました。デカールをみると計器のフチが白でふちどりされているだけなので、デカール貼りが苦手な方は塗装で仕上げたほうが楽です。

計器板をX18セミグロスブラックで塗装した後に、XF53ニュートラルグレイでドライブラシを行います。ドライブラシとは乾いた筆に塗料を少量付けます。そして、ティッシュなとで一旦塗料をふきとり、筆に残った塗料を軽く叩くようにして塗っていきます。そうすると、出っ張った箇所に薄く塗料が付きます。いろいろな場合に使用できるので、ドライブラシは覚えておく事をお勧めします。

写真1

写真1の左がデカール、右側がパーツにドライブラシをしたものです。デカールに赤と白の部分があったのでそこは軽く塗装しました。ただし計器板は完成したらほぼ見えないので、ドライブラシだけでも充分な仕上がりになります。

2.コクピットの塗装

コクピットはXF71コクピット色で塗装します。ボンベはX11クロームシルバー、座席部分はXF49カーキで塗装しています。写真2の状態で組み立てと塗装をして最後に組み立てると作業が楽です。機体パーツの裏側にも忘れずにコクピット色で塗装します。

写真2

塗料が乾いたら薄めたエナメル塗料のXF1フラットブラックでスミ入れをしています。スミ入れをする事でコクピットのモールドが目立つようになります。写真2がスミ入れ後になります。

写真2

🐔スミ入れに関しての記事を載せておきます。参考にしてください。

 IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑥~塗装編(汚し塗装 ・スミ入れ、ウォシング)~          

3.コクピットの接着

コクピットを機体パーツに挟み込むようにして接着します。彩雲は偵察機のためカメラ撮影用の窓が機体下面にあります。仮組をしてコクピット色の塗り残しがあるかを確認してからの方がいいです。

接着が終わったら機体の中心線にできる合わせ目を消していきます。パテ盛り作業とヤスリがけで、体のスジ彫りが消えてなくならないようにスジ彫りを深くします。今までは、ナイフやけがき針を使用していたのですが、エッチングソーがスジ彫りに便利という雑誌の記事をみたのでエッチングソーを使用したところ、ナイフやけがき針よりもはるかに楽にスジ彫りを彫る事ができました。パーツの切断にはいまいちですが、スジ彫りに使用するとかなり有効なのでお勧めです。

🐦エッチングソーを下記に載せておきます。参考にしてください。

ウェーブ グリップのこ

モデリングスクライバー けがき鋸 (TP4 )

タミヤ クラフトツールシリーズ No.94 精密ノコギリ エッチング製 プラモデル用工具 74094

スジ彫りを深くしたらパテを盛り付けます。スジ彫り部分はなるべくパテが付かないようにします。スジ彫り部分にパテがついたらナイフなどで取ります。乾燥前なら簡単に取ることができます。

写真3
写真4
写真5

写真3~5はパテ盛り後の写真になります。1日程乾燥の時間をおきます。

🐔パテ盛りについての記事を載せておきます。参考にしてください。

【初心者向け】ハセガワ1/72 F18スーパーホーネット製作『1日1時間の作業で製作する』③~2日目 機首製作編~           
【初心者向け】簡単!プロペラ機の製作と塗装法(タミヤ1/48F4U-1Dコルセア)~④機体の組み立て編~            

今回はここで終了です。次回は機体の組み立ての続きになります。