【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑥デカール貼り編~

前回は基本塗装の説明を行いました。今回はデカール貼りの説明をします。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑤基本塗装編~          

=🐣コーティング塗装=

デカール貼りの前にコーティング塗装を行います。最初に機首と主翼マスキングテープを剥がします。窓ガラス部分のマスキングテープはまだ剥がさないようにしてください。

写真1

マスキングテープを剥がした時に塗料が取れてしまったり、マスキングが上手くできなかった部分は筆で軽く修正します。エアブラシで吹き付けた時は塗料を溶剤で薄めているので、修正の際に瓶から出した塗料をそのまま塗ると濃すぎて逆に目立ちます。必ず薄めて使用してください。目安はエアブラシで使用するよりも若干濃いめぐらいがいいと思います。

マスキングテープを剥がしたら、XF35セミグロスクリアーでコーティング塗装をします。多少ツヤがある方がデカールが貼りやすいので、セミグロスクリアーにしました。デカール貼りが終わったら、XF86フラットクリアーでつや消しにするので、クリアーやXF86フラットクリアーでコーティング塗装しても問題はないです。

写真2

🐥燃料タンク、プロペラなど接着してないパーツにも忘れずにコーティング塗装をします。

=🐣デカール貼り=

デカールを貼ります。コクピットのデカールを貼ろうとした時に、デカールが古くて割れてしまい塗装に変更しました。そのため、他のデカールも割れる確率が高いです。日の丸や機体番号を塗装に変更するのは面倒ですし、アフターサービスでデカールだけ注文するのも時間がかかります。このような時に便利なのがリキッドデカールフィルムです。

写真3

写真3状態で販売されていて、説明書は入っていないので簡単に使い方の説明を強います。

筆でデカールに塗るだけで、デカールが割れてしまうのを防いでくれます。使用した筆はラッカー系の溶剤で洗うときれいになります。乾燥すると透明で柔らかいフィルム状になり、それがデカールを固定しているようです。ドロッとした液体なのですが、薄めずにそのまま筆にとってデカールに塗ります。塗った時にムラができますが、乾燥すると全体的に薄くなって目立たないので気にしなくて大丈夫です。乾燥したら普通のデカールと同じように使用できます。効き目は若干落ちる気がしますがデカール軟化剤も使用できました。

一点だけ注意点があります。デカールからはみ出したリキッドデカールが、フニャフニャなフィルムになってデカールにひっついた状態になります。水に浸してからだと除去が面倒です。台紙からデカールを切り取る時に余白ギリギリで切り取るようして下さい。

🐦リキッドデカールフィルムを下記に載せておきます。参考にして下さい。

MI-12 リキッドデカールフィルム(デカール修復液)

🐥航空機やカーモデルはデカールが大事になるキットも多いです。デカールがだめになってキットが作れないという方がいたら購入してみて下さい。経験上5年経過すると、デカールが劣化しやすいような気がします。中古品や購入から5年以上経過した場合は、製作前にメーカー名などのロゴがあるキットに必要ないデカールを貼り付けてデカールの状態を確かめて製作する事をお勧めします。ちなみに今回は15年以上前に購入したものでした。

写真4
写真5

デカール貼りが終了しました。リキッドデカールを使用したのでデカール軟化剤はソフトタイプだと効き目がいまいちです。タミヤのハードタイプを使用しました。ハードタイプだとアクリル塗料に影響がある場合があるので、デカール部分からあまりはみ出さないようにして使用して下さい。

今回はここで終了です。次回は退色表現の予定です。