前回はベースの製作をしました。今回は地面の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】タミヤ 1/35 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)製作法~⑦ベースの製作編その2~
=🐣側面の塗装=
タミヤアクリル塗料のX18セミグロスブラックで、写真1、2のようにベース側面を塗装します。これは側面の塗装というよりは、側面と地面の境目をハッキリさせるための塗装です。完成後にもう一度重ね塗りをするので、ムラは気にしないで地面と側面の境目まで確り塗装をして下さい。
ここで側面を塗装しておくと、境目が解るようになるので地面の製作がやりやすくなります。簡単な作業なので境目が解りにくい時はやっておく事をお勧めします。
=🐣地面の製作(崖下部分)=
まずは崖下の地面を製作していきます。一気に作業をすると余裕がなくなるので、こまめに分割して作業をしていきます。地面はタミヤテクスチャーペイントのダークアースを使用して地面を製作していきます。
🐦️下記に今回使用しているテクスチャーペイントを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テクスチャーペイント (土 ダークアース) 100ml 模型用塗料
テクスチャーペイントを写真3のように、製作する部分に塗っていきます。あまり薄く塗ると、独特の質感が出ないので注意して下さい。だいたい2㎜程の厚さにすれば問題ないです。
そのままだと少しさみしいので、写真4のように少し大きめの岩を乗せていきます。岩の回りにテクスチャーペイント盛って、地面に岩か少し埋もれていうような感じになるようにします。岩が浮き上がっていると、不自然に見えるので注意して下さい。
🐦️岩に使用できるジオラマ用の素材を下記に載せておきます。参考にして下さい。
KATO ジオラマライトストーン ラージ 82ml グレー 24-526 ジオラマ用品
CR-03 クラッシャブルストーン (角) 120mlラミジップ
次に写真5のように小石を巻きます。小石は素材そのままだと表面が岩のような感じになるので、以前のジオラマ製作記事でピグメントをまぶして表面を石っぽくした物を使用しています。
🐔石の製作記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~④地面の製作編その1~
テクスチャーペイントは接着力があるので、軽く上から押さえつけておけば乾燥後に小石が地面に固着します。
テクスチャーペイントを厚く盛ると、しばらく経過した時に表面が滑らかになる場合があります。地面をすこし荒れた感じにしたい時は、テクスチャーペイントを塗ってから1時間程経過した後で歯ブラシや毛の固い筆で、上から叩いて表面を荒らしていきます。表面の加工が終了した状態が写真6になります。
🐥放置する時間は季節や気温で変わってきます。目安としては、表面を触った時にテクスチャーペイントが指先に付着しない状態になったら、作業をするようにして下さい。放置し過ぎると固まってしまい加工が難しくなります。表面の加工は半乾きの時に作業をするようにして下さい。
テクスチャーペイントを塗った直後だと、ドロドロしているため表面の加工はやりにくいです。塗布してから1時間後に表面の加工をするようにして下さい。
=🐣地面の製作(泥濘)=
次にフェールドカーが廃棄されている写真7の部分を製作します。
この部分は写真8のようにタイヤが沈んでしまう泥濘がある地形になります。
まずはテクスチャーペイントを写真9のように盛り付けておきます。先に製作した箇所との境目は、表面を荒らすときに境目をブラシで叩くと目立たなくなるので気にしないで大丈夫です。
写真10のように岩を埋め込み、上から小石を撒いていきます。タイヤが沈む部分は沼っぽく仕上げるので、石や岩を設置しないようにしておきます。境目が解りやすくなるように、軽く線を付けておきます。
この時点で車両を載せると、車体にテクスチャーペイントがしっかり付着してしまうので1時間この状態のまま放置しておきます。
半乾きの状態になったら写真11、12のようにフィールドカーを地面に押し付けます。一度外してタイヤの跡が地面に付いているか確認をして下さい。タイヤ跡を確認したら、表面を固い筆や歯ブラシで荒らしてから車両を再び設置します。
タイヤやキャタピラの跡は車両をジオラマに設置する際の目印になるので、なるべく解りやすいように付けて下さい。接地面全体ではなく、一部だけでもしっかり跡を付けておけば目印になるので、ちょっと意識しながら製作をしてみて下さい。
🐥時間が無い場合や、柔らかくて上手く跡が付かない場合は、接地面にベビーパウダーを撒いてから作業をすると、テクスチャペイントが車両に付きにくくなり、タイヤ跡が上手く付くようになります。普通に薬局で売っているので、よかったら使用してみて下さい。
テクスチャーペイントが乾くまで写真11のように車両を乗せた状態にしておきます。
テクスチャーペイントが乾燥したら車両を外します。テクスチャーペイントには接着力があり車両も一緒に固定されているので、破損には注意して少し力を入れて外すようにして下さい
車両を外した状態が写真13になります。
地面に付いた跡にどのように車両が乗るか、写真14のようにしっかりと確認して下さい。これがハッキリしていない場合は、塗装後に地面に車両を乗せる時に位置が解らなくなるので、写真を撮ったり、地面に印を付けるなどして解りやすくなるようにして下さい。
今回はここで終了です。次回は地面の製作の続きになります。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.359 アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト 朝鮮戦争