④で、基本塗装の下準備が終わったので、⑤では基本塗装を行います。
【車体の基本塗装】車体色の塗装、細部の塗装、コーティング塗装の順番になります。
=車体色の作製=XF54ダークシーグレイとXF60ダークイエローを混合して塗料を作製します。
ダークシーグレイとダークイエローを1:3の割合で混合します。④で作った影の部分や傷などの表現を消さないために、普段よりも1,5~2倍程多めのアクリル溶剤で薄めます。
=車体色の塗装=作製した塗料をエアブラシで塗装します。1回では色がほとんど着かないのですが、4、5回重ねて塗装すると着色します。④で塗装した黒色が、うっすらと残る程度で終了です。写真2を参考にして下さい。塗装が終了したら、この時点でスラットアーマーは外しておきます。
キャタピラのマスキング(テープなどを使用して、塗装が着かないようにする作業)は不要です。車体色が、サンド色なので埃汚れに見えます。気にせず塗装して下さい。
写真などで見ると、イスラエル陸軍の車両は、サンド色やグレーなどいろいろな色に見えます。行動地域の土の色の違いや、生産工場によって塗料が異なったりするのが原因だと思います。自分がこれだと思う色があったら、調合して塗装する事をお勧めします。
=細部の塗装=全体の塗装が終わったので、細部の塗装をします。細部は筆塗りです。転輪のゴム部分はXF85ラバーブラック、手すり、取っ手はXF7フラットレッドで塗装します。予備キャタピラはXF1フラットブラック、またはXF84ダークアイアンで塗装します。
=コーティング塗装=細部の塗装が終わったら、XF86フラットクリヤーを全体にエアブラシでまんべんなく塗装します。2~3回重ね塗りするとしっかりコーティングできます。
コーティングする事によって、塗膜が保護されるので、この後の墨入れや、汚し塗装がやりやすくなります。
今回はここまでです。
コーティング塗装を定着させるため、丸一日は乾燥させるようにして下さい。
次回は汚し塗装になります。