⑥で、墨入れ、ウォシングまで終了しました。⑦では、雨垂れ表現を説明します。
【汚し塗装】
=雨垂れの表現=雨による水の流れ跡の表現です。雨垂れは写真1のAKインタラクティブのストレーキンググライムを使用します。
再びプラスチック板で説明します。調合スティックでよく撹拌して塗料皿に取ります。雨垂れを表現したい部分に写真2のように、うすく線を着けます。垂直面や、傾斜面に上から下に流れるように塗ります。
完全に乾燥する前に、エナメル溶剤を含ませた筆で線の形を整えていきます。汚れの流れと同じ方向に筆を動かし、幅や、長さの調節をします。終了すると写真3のようになります。太い線にしたいなら平筆、細い線なら面相筆を使った方が便利です。
上で紹介したAKインタラクティブの塗料は、タミヤエナメル塗料で代用できます。焦げ茶色の塗料を作って、溶剤で薄めに稀釈すれば代用できるので、入手できない方はエナメル塗料でやってみて下さい。
🐥海外のエナメル塗料は乾燥すると、溶剤を使用しても塗料が剥がれ難くなります。慣れないうちは、乾燥しても溶剤で比較的塗料が剥がしやすいタミヤのエナメル系塗料をお勧めします。
雨の少ない地域の車両なので、車両側面に軽く着けましたが、雨以外でも、いろいろな原因で汚れはついてくるので、好みで多くしてもいいと思います。
今回は行わなかったですが、古い車両や、廃棄車両には錆が流れた汚れもあります。錆色の塗料で上記のようにすれば、錆垂れの表現になります。
以上で雨垂れ表現は終了です。
次回は砂汚れになります。
🐔今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑤~塗装編(基本塗装)~
IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑥~塗装編(汚し塗装 ・スミ入れ、ウォシング)~
IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑧ ~塗装編(汚し塗装・砂汚れ)~