初心者向け艦船模型製作方法 【アオシマ 陽炎】④ ~組み立て 塗装編(船体前部)~

前回③で船体上部のベース塗装まで説明しました。今回④では、船体上部の塗装の続きと、船体前部の組み立てと塗装になります。

【船体上部構造物の塗装】

=船体上部構造物の細部塗装=ホーサーリールのロープ部の塗装です。ホーサーリールとは、ロープを巻き付けてあるリールです。船体上部のパーツの前後にある、かまぼこのような形のものです。

ロープ部をXF55デッキタンで塗ります。はみ出しやすいですが、後に修正するので気にせず塗ります。ロープ以外のホーサーリール部は船体色(③で船体色の説明しています)で大丈夫です。

これで船体上部のベース塗装は終了です。

【船体前部の組み立て】艦橋と砲塔を組み立てます。

=艦橋=パーツは少ないですが、細かいパーツなので紛失に気をつけるようにして下さい。

=砲塔=説明書には、X30か10のパーツを選択するようにと書いてあります。今回はモールドの好みでX30を使用しました。

=前部マスト=先に部品43を上写真のように接着して、その後部品44を爪楊枝での接着剤点付けか、流し込み接着剤で接着します。

前部マストまで組み立てたら塗装を行います。

【艦橋、砲塔、船体側面の塗装】再び塗料皿に船体色を作ります。

=艦橋、砲塔の塗装=船体色で塗っていきます。ここも塗り残しのないように塗ります。ホーサーリールを塗った際にはみ出した箇所があったら、重ね塗りで修正します。筆は平筆、面相筆どちらでも構わないです。使いやすいほうを使用して下さい。

船体上部までで塗り残し箇所があったら塗装します。

=船体側面の塗装=船体色を船体の上から下に向かって平筆で塗ります。ムラが出ますが気にせず艦橋部分ぐらいまで塗ります。調合した塗料が無くなった場合は、船体中部の塗装の時に一緒に塗っていくので問題ありません。

筆を使うことでできるムラは、見方によっては船体の雨垂れにも見えるので、上から下に向かって筆を使うようにして下さい。上の写真だと、ややムラが目立つので船体中部の塗装の時に重ね塗りします。

以上で船体前部の組み立てと塗装は終了です。

次回は船体中部の組み立てと塗装の予定です。