前回は、フィギュア塗装について用意する工具などを説明しました。今回は、塗装前の基礎工作を説明します。
🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フィギュア塗装の方法（タミヤ1/35マーダーⅠ）～①準備編～
＝🐣フィギュア塗装を上手く見せるコツ＝
基礎工作のまえに独自の意見ですが、フィギュア塗装を上手く見せるコツを上げておきます。参考にして下さい。
1.肌と布地のつや消しはしっかりと行う。
2.肌の色は少し赤みを出して塗装する。
3.服の陰影は濃い影と薄い影の2種類で行う。
以上３つを意識して進めていく予定です。
＝🐣フィギュアの基礎工作＝
1.フィギュアの組み立て
パーティングライン（プラスチック形成時に、金型が合わさる箇所にできる小さな線）をナイフで削りパーツを綺麗に整えます。服のシワ部分についたパーティングラインは、棒ヤスリなどを使うと作業が楽になります。
最近のタミヤのフィギュアはパーツがしっかりフィットするので、パテで埋める必要がありませんが、隙間等ができた場合はしっかりパテで埋めて下さい。丸で囲んだガイドにしっかり合わさるように接着します。
これで組み立て終了です。
2.持ち手の製作
持ち手を真ちゅう線で製作します。持ち手があると、塗装作業が楽になるだけでなく、発砲スチロールなどに刺すことによって塗料を安全に乾かす事ができます。
足の裏に0､8ｍmの穴をピンバイスで穴を開けます。
開けた穴に0、８ｍｍの真ちゅう線を差し込みます。手に持って塗装しやすい長さに真ちゅう線を切断します。
発砲スチロールなどに刺す事によって、塗装乾燥時の置き場所に困る事がなくなりとても便利です。
＝🐣目の塗装＝
1.白目の塗装
まずは白目の部分を塗装します。白で塗装すると、白目の部分が強調されてしまうのでタミヤエナメル塗料のXF55デッキタンで塗装します。
上から肌の色を重ねるので、はみ出しは気にしないで目全体に塗装します。
2.瞳の塗装
瞳の色はタミヤエナメルXF8フラットブルーで塗装します。瞳の部分はとても小さいので筆で塗るのは大変なので、爪楊枝の先端を加工して瞳の部分を塗装します。
爪楊枝をナイフで削り先端を細くします。
フラットブルーを塗料皿にとって、爪楊枝の先端に塗料を付けて、瞳の部分を塗ります。スタンプを押すような感じで、軽く押し付けていくと上手くいきます。爪楊枝に軽く塗料を付けて、押し付ける作業を何度か繰り返して瞳を作っていきます。塗料を付けすぎると、瞳の部分が大きくなりやすいので塗料は軽く付けます。
🐥作業中に爪楊枝の先端がつぶれてきたら、ナイフでもう一度削って細くします。
瞳の部分が小さいと、白目の部分がやたら目立ってしまいます。目安としては、中心の瞳の大きさが左右の白目部分の大きさに対して、1：0､5ぐらいになる感じで塗装します。
🐥失敗した場合は、エナメル塗料はエナメル溶剤で拭き取れるので、溶剤で拭き取りもう一度白目部分の塗装からやり直して下さい。
今回はここで終了します。次回は肌部分の塗装になります。