【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~③機体の組み立て編~

前回はコクピットの組み立てと塗装を説明しました。今回は機体の組み立てになります。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~②コクピットの組み立て編~          

=🐣機体の組み立て=

1.主翼の組み立て

主翼が一番の難関です。写真1のように主翼のつけ根にかなり大きな隙間ができてしまいます。

写真1

これをパテで埋めるのは一苦労です。ラッカーパテには揮発成分が入っているため、乾燥したときに揮発成分が飛んでしまいます。そのため、盛った時は平面でも乾燥するとへこみがでる事があります。これを防ぐために大きな隙間には多めにパテを盛り付けるのですが、このくらいの隙間だと1回や2回のパテ盛りでは済まなそうなので、写真2のようにプラ板を細く切って隙間に詰めます。

写真2

主翼パーツと機体底面の接着部分に写真3のような隙間ができます。

写真3

ここもプラ板で写真4のように埋めます。

🐥通常に飾っているかぎりはあまりよく見えません。パテ盛り作業が苦手な方は下面のパテ盛り作業は省いてもいいと思います。

写真4

主翼部分の隙間にパテで埋める前にはみ出しているプラ板を、写真5のようにニッパーや平ノミなどで削ってしまいます。ある程度はみだしている箇所は削っておかないとヤスリがけ作業の時に面倒になります。

写真5

最後にパテで隙間を埋めます。

写真6

ちなみに反対側はあまり隙間がなく、写真7のようにプラ板を使用する事なくパテ盛りができました。パテ盛り後、1日は乾燥のため放置しておいと方がいいとおもいます。

写真7

2.ヤスリがけ作業

紙ヤスリでパテ盛り部分をヤスリがけします。パテが結構山盛りになっている箇所はナイフである程度削ってから作業すると楽になります。

かなり削りが必要な箇所は400番、あまりパテが盛ってない箇所は600番でヤスリがけをします。パテ盛り部分が削れたら、800番→1000番の順でヤスリがけをして表面を滑らかにします。スジ彫りが消えた後で最初から彫り直すのはちょっと大変なので、スジ彫りが消ないように小まめにスジ彫りを深く彫りながら作業をする事をお勧めします。

写真8

3.前脚の組み立て

もう一点組み立てで注意する箇所があります。前脚のタイヤに地面との接地面部分が削られて平らになっている部分があります。写真9の赤丸で囲んだ箇所です。

写真9

着陸時は機体が斜めになっているので、地面とタイヤの接地面は機体と前脚を接着してからでないと決められません。なので先に後脚を接着し、次に前脚部分を接着して最後にタイヤの位置決めをしながら接着します。先に前脚と車輪を接着すると、接地面がズレてしまうので注意して下さい。

写真10

今回説明した主翼と前脚の箇所以外は問題なく組み立てできます。

🐥説明書には主翼先端の航空灯を削ってクリアーパーツに変更可能となっていますが、結構大変な作業で逆に仕上がりが悪くなる場合があります。作業に自信のある方以外はやめておいた方がいいと思います。

今回はここで終了です。次回から塗装になります。

🐔今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~①準備編~            
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~②コクピットの組み立て編~            
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~④下地塗装編~          
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑤基本塗装編~          
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑥デカール貼り編~            
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑦退色表現編~          
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑧スミ入れ編~          
【初心者向け】日本海軍機の塗装法(ハセガワ 1/48 彩雲)~⑨まとめ編~           

コメントを残す