前回はワッパの基本塗装について説明をしました。今回は汚し塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ガンプラで空中戦ジオラマを製作する(バンダイ 1/35 ワッパ)~⑨ワッパの塗装編その1~
=🐣古いオイル汚れ=
ガイアカラーのオイルにタミヤスミ入れ用塗料ダークブラウンを加えた塗料で、古いオイル汚れやシミの表現をします。
🐦️ガイアカラーのオイル塗料は色合いが良く適度な光沢なので、オイル汚れには最適です。そのままでも使用できますが、スミ入れ用塗料などを加えてツヤや色調を調節すれば、変化のあるオイル汚れが表現できます。下記に載せておくので参考にして下さい。
調合したオイル汚れ塗料を写真1、2のように、汚れを加えたい場所に塗っていきます。形は後で整えるので、あまり形を気にせずに汚れを加えたい場所に塗っていきます。
塗り終わった状態が写真1、2になります。
エナメル溶剤を付けた筆を使用して、汚れやシミの形や濃さを整えていきます。古い汚れはあまりツヤを出さない方が良いので、拭き取りに使用するエナメル溶剤に、フラットベースを少量加えてツヤを少し抑えています。
汚れをの整えが終了した状態が写真3、4になります。
失敗しても溶剤で全て拭き取れば、何度でもやり直しができます。気に入った状態になるまで挑戦してみて下さい。
ワッパは垂直な面が少ないので雨垂れ表現は控えていますが、雨垂れ表現を加える場合はオイル汚しの前に行うようにして下さい。
=🐣光沢部分の塗装=
バックミラーやサーチライトなどの光沢部分を塗装します。
金属部分の塗装は発色が良く、下地のアクリル塗料に影響しないエナメル塗料の使用をお勧めします。
光沢部分の塗装が終了した状態が写真5~7になります。
機銃にはタミヤエナメル塗料X10ガンメタル、ミラー部分にはX11クロームシルバーを塗装しています。
金属シャフトはX11クロームシルバーで塗装しています。
コントロールパネルのメーター部分がツヤ消しだったので、クリヤーをメーター部分に塗って光沢に仕上げています。
エナメル塗料で光沢部分を塗装する時は、拭き取り時に剥がれてしまう場合があるので、スミ入れや基本の汚し塗装が終了してから塗るようにして下さい。
=🐣新しいオイル汚れ=
ガイアカラーのオイルにタミヤスミ入れ用塗料オレンジブラウンを加えた塗料で、新しいオイル汚れやシミを表現します。
写真8、9のように汚れやシミを加えたい場所に塗ります。
先にエナメル塗料で塗った光沢部分には、エナメル溶剤での拭き取りや調節ができないので、オイル汚れを控えるか拭き取りや調節無しで塗装するようにして下さい。
エナメル溶剤でオイル汚れの形や濃さを調節していきます。
調節が終了した状態が写真10~13になります。
新しいオイル汚れは流動性があるので、液体のように少し拡がる感じになるよう調節していくと、オイル汚れっぽくなります。
最後に軽く土色のピグメントなどを付着させて、砂埃の表現を加えたらワッパの塗装は終了です。
今回はここで終了です。次回は仕上げ作業になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次として使用して下さい。