ガンプラで空中戦ジオラマを製作する(バンダイ 1/35 ワッパ)~⑧腕部の塗装編その2~

前回は碗部の基本塗装について説明をしました。今回は汚し塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい、

ガンプラで空中戦ジオラマを製作する(バンダイ 1/35 ワッパ)~⑦腕部の塗装編その1~

=🐣雨垂れ表現=

エナメル塗料で雨垂れ表現を加えます。雨垂れ専用のウェザリング用塗料もありますが、無ければスミ入れ用塗料や普通のエナメル塗料でも代用できます。

雨垂れを加えたい箇所に筆で線を塗ります。塗り終えたら素早くエナメル溶剤を付けた筆で形や濃さを調節していきます。気に入らない時は、溶剤で全て拭き取ってからもう一度作業をやり直して下さい。

雨垂れ表現を加えた状態が写真1~3になります。

写真1
写真2
写真3

雨垂れの流れは機体の駐機状態を想定して決めて下さい。通常雨垂れは上から下に流れていきます。立った状態で駐機している場合と、横になっている場合では流れる方向が異なります。自分の想像に合わせて流れの向きを決めて下さい。

=🐣オイル汚れ=

オイル汚れを加えます。一色だと単調になってしまうので、新しいオイル汚れと古いオイル汚れに分けて、色調の変化を付けていきます。

まずは古いオイル汚れを塗装します。ガイアカラーのオイルにタミヤスミ入れ用塗料ダークブラウンを混ぜて、古いオイル汚れの塗料を製作します。

🐦️ガイアカラーのオイル塗料は色合いが良く適度な光沢なので、オイル汚れには最適です。そのままでも使用できますが、スミ入れ用塗料などを加えてツヤや色調を調節すれば、変化のあるオイル汚れが表現できます。下記に載せておくので参考にして下さい。

製作した塗料を写真4、5のようにオイル汚れやシミを付けたい箇所に塗っていきます。

写真4
写真5

エナメル溶剤を付けた筆で、シミや汚れの形や濃さを整えていきます。失敗した場合はエナメル溶剤で拭き取れば、何度でもやり直しができるので、気に入った状態になるまで繰り返してみて下さい。

オイル汚れを拭き取った際にテカリが気になる場合は、拭き取る溶剤にフラットベースを混ぜる事で、ツヤの状態をおちつかせる事が可能になります。

古いオイル汚れ塗装が終了した状態が写真6、7になります。

写真6
写真7

次に新しいオイル汚れを加えていきます。少し鮮やかな色にしたいので、今度はタミヤスミ入れ用塗料のオレンジブラウンを加えます。ツヤを大きく出したい場合は、クリアーオレンジなどを加えてみて下さい。

写真8、9のようにオイル汚れやシミを付けていきます。新しいオイル汚れなので、オイルが流れたような表現も加えてみました。

写真8
写真9

古いオイル汚れと同じように、エナメル溶剤で汚れの形や濃さを整えていきます。

オイル汚れ塗装が終了した状態が写真10~14になります。

写真10
写真11
写真12
写真13
写真14

最後に土色のピグメントで軽く土埃を付けて塗装は終了です。

腕はベースとして製作しているので、上に乗せるワッパが引き立つように少し多めに汚しています。

🐔オイル汚れについて詳しく説明した記事を下記に載せておきます。興味のある方は読んでみて下さい。

【初心者向け】1/35戦車模型の細部塗装と仕上げ塗装の方法(タコム 1/35 タイガーⅠ中期型)~⑫仕上げ塗装編その3~

=🐣台座の塗装=

台座全体を写真15のようにタミヤアクリル塗料X18セミグロスブラックで塗装します。木材は塗料が染み込みやすく薄くなりやすいので、濃い色にしたい場合は複数回重ね塗りをして下さい。

写真15

塗料が乾燥したら、写真16のように水性ウレタンニスを塗っていきます。一度塗りでは上手くツヤが出ないので、これも複数回重ね塗りをするようにして下さい。良い感じのツヤになったら終了です。

写真16

台座が完成したら腕を取り付けてベース部分は完成です。接着剤も使用して、しっかりと台座に固定するようにします。

写真17
写真18
写真19

今回はここで終了です。次回はワッパの塗装になります。

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