前回は小型船舶の製作について説明をしました。今回は海面の取り付け作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フルハルモデルを使用した洋上ジオラマ製作方法(ドラゴン 1/700 アリゾナ)~⑭小型艦船の制作編~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。エッチングパーツも一緒に載せておくので、こちらも参考にして下さい。
プラッツ ドラゴン 1/700 WW2 1941年12月8日 真珠湾攻撃 アメリカ 戦艦 アリゾナBB-39 & 日本 九七式艦上攻撃機 2機 付属
トムスモデル 1/700 艦船用エッチング 米海軍 戦艦 アリゾナ用
プラッツ/フライホーク 1/700 WW.II アメリカ海軍艦船用 手すり エッチングパーツ
=🐣台座の塗装=
台座の外枠を塗装します。黒系の色で塗装するのが無難なのですが、明るい感じにしたかったので青で塗装する事にします。
0、5mm以上のプラ板を使用していれば、内側に透けてしまうという事はないので好みの色を使用して下さい。

エアブラシを使用するので軽くマスキングをします。写真2のように内壁にマスキングテープを貼ります。

海底部分は写真3のようにティッシュを敷いて軽くマスキングをしています。

側面をフラットブルーで塗装します。下面は少し強めに吹き付けて海っぽいムラがですように仕上げてみました。
塗料が乾燥したら塗膜の保護とツヤを整えるためにタミヤアクリル塗料X35セミグロスクリアーを吹き付けてコーティングをしています。
外枠の塗装が終了した状態が写真5になります。

プラ板の断面部分の塗り残しは目立つので、断面部分はしっかり塗装するようにして下さい。
=🐣海面と船体の接着=
船体を接着する前に錨を下ろす部分に穴を開けます。写真6、7のように穴を開ける部分にエナメル塗料のブラックで軽く印を付けます。船体の位置も印を付けておいた方が良いので、船首と船尾の先端部分にも印を付けておきます。
エナメル塗料で印を付ければ、溶剤で簡単に拭き取ることが可能です。印付けは拭き取りやすい塗料で行うようにして下さい。


穴開け用の印を付けた部分に、アンカーチェーンの太さに合わせた穴を開けます。穴を開け終わった状態が写真8になります。取り付け用の印部分には穴を開けないように注意して下さい。

船体と海面の接着をします。船体が浮かないようにしたいので、ここはプラスチック用の接着剤を使用します。
船体裏側にプラスチック用接着剤を塗って取り付け用の印に合わせて取り付けます。下面は波打っているので通常の平面よりも接着面が少ないです。取り付け後はしばらくの間上からしっかりと押さえておくようにして下さい。
船体と海面を接着した状態が写真9~12になります。

今回は船体が少し反っていたので、しっかりと固着させるためにプラスチック用接着剤を使用しましたが、反りがなくストレス無しで接着できる場合は木工用ボンドでも大丈夫です。
瞬間接着剤はクリアーパーツを白化させてしまう場合があるので、海面の接着には使用しないようにして下さい。

アンカーチェーンは固着してから穴に通します。

1mm未満の隙間なら波で埋めて目立たなくする事ができるので余り気にする必要はないです。海面プレートの凹部分と船体の間に発生した隙間も、ジェルメディウムで埋めるのでこれも気にしなくて大丈夫です。

船体が固定したら写真13、14のようにアンカーチェーンを穴に通します。隙間は後で埋めるので気にしなくて大丈夫です。


海中のアンカーチェーンは写真15、16のようにうっすらと見える時もあれば、光の加減でほとんど見えなくなる時もあります。


今回は海底に伸びるチェーンを表現したみたかったのですが、この状態だとちょっと目立たないので、理想のイメージと違う感じになってしまいました。そのため、海中部分のチェーンを写真17のように黒で塗って海中のチェーンが目立つようにしてみます。

海面からみた状態が写真18になります。船体色の時よりも目立つようになり、理想に近い感じになりました。

今回はここで終了です。次回は船底の接着になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。