1/35のヘリコプター模型製作方法(キティホークモデル 1/35 AH-6J/MH-6J リトルバード)～⑨フィギュアの製作編その２～

前回はフィギュアの修正作業について説明をしました。今回はフィギュアの塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

＝🐣フィギュアの塗装＝

塗装前の状態が写真1になります。ここから塗装をしていきます。

説明書には塗装指示がないので、映画のパンフレットなどを参考にして塗装をしていきます。塗装指示がないと困惑してしまいますが、塗料の色合いを知っているとイメージが湧きやすくなります。知っている数の分だけ選択肢が拡がるので、日頃から色々な種類の色を使ってみるようにしてみて下さい。

まずは肌部分をアクリル塗料で塗装してから、エナメル塗料で服を塗っていきます。肌をアクリル、服をエナメル塗料で塗装すると、服の塗装が肌にはみ出してもエナメル溶剤で拭き取る事が可能です。肌を最初に塗るので、アクリル塗料がはみ出すことは基本的にないです。

タミヤエナメル塗料XF55デッキタンとXF57バフを1:1で混合した塗料を基本色にしています。肌と基本色を塗装した状態が写真2になります。

細かく塗り分ける箇所が多いフィギュアは、一度全塗装してから明暗を付けていった方が修正が楽になります。はみ出した部分は明暗を付ける時に修正できるので、はみ出しを気にせずに塗り残しがないように塗装をします。

色指定がないので自分のイメージに合った色で、写真3のように塗っていきます。

服の迷彩は基本色と茶色、薄い黄土色の3色迷彩ですが、遠目からみるとほとんど基本色と茶色の2色迷彩に見えるので、茶色だけ強めにしています。黄土色部分は基本色に少量のXF60ダークイエローを混ぜて、あまり目立たない感じの色にしています。

🐔迷彩服の塗装について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。興味のある方は読んでみて下さい。

全体の塗装が完了した状態が写真4になります。

ここから明暗を付けていきます。基本色にグレーや黒を混ぜた影色で凹部分を塗ります。細いシワなどは少しだけ暗めの色にして、深いシワやベストの境目などの強調したい部分は暗めの色にすればメリハリがついて立体感が出ます。境目部分を塗るので、はみ出した部分の修正塗装も一緒にする事ができます。

フィギュアの塗装が終了した状態が写真5､6になります。これから作戦地域に向かう設定なので、フィギュアの汚しは控え目にしています。

フィギュアの塗装が終了したら、写真7､8のようにフィギュアを機体両端のベンチシートに接着します。塗膜に影響しないように接着には木工用ボンドを使用しています。木工用ボンドは固着するまでの時間が長いので、しっかり乾燥時間をとるようにして下さい。

フィギュアが固着したら完成になります。

🐦️下記に今回使用したキットとフィギュア無しの通常版キットを載せておきます。参考にして下さい。

これで完成になります。

地面に設置した状態だと地味な感じがしますが、宙に浮いた状態にするとちょっとだけ迫力が増します。

瓶状の物では安定感が悪いので、写真17のようなボックス型の台に飾るようにすれば安定感も出て見映えも良くなります。

小型の機体なので1/35でもあまりスペースを取らない方だと思いますが、ローターなどがあるのでデッドスペースが多くなってしまうのが悩みです。

少し高さのある箱型の飾り台に乗せると、写真19のようにデットスペースにもジオラマや他のキットを飾る事ができるようになります。安定感に不安がある場合は、模型と飾り台の接地面に耐震用ゴムなどを設置すれば摩擦力が上がるので、左右に動く事がなくなり飾り台にしっかりフィットするようになります。

大スケールの航空機は展示スペースで困ってしまいますが、接地面自体は少ないので宙に浮かせて展示する事も可能になります。飾る場所に困った場合は、ちょっと上方のスペースにも目を向けてみて下さい。

🐦️下記に航空機モデルの展示台に使えそうなディスプレイケースを載せておくので、参考にして下さい。大きさによっては、ディスプレイケースの中にも完成品を展示できるので、展示スペースの有効利用が可能になります。

これで製作は終了になります。

次回は簡単なまとめになります。

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