前回で製作は終了したので、今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
今回は童友社の1/200金閣寺を製作しました。
🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
童友社 1/200 日本の伝統美 金閣寺 プラモデル JD-12

古いキットですが、思っていた以上にパーツ同士の合いはよく、仮組みと下処理を丁寧にすれば問題なく組み立てる事ができます。
金型の劣化のせいか接着面が荒れているパーツがあって、そのまま組み立てると隙間や形が歪んでしまう箇所がいくつかあります。仮組みをしっかり行って、接着面が荒れていたり凹凸がある場合はナイフやヤスリで平らにするようにして下さい。
建物パーツ裏側には写真2のようにいくつかの突起があります。この突起は接着面付近にもあるので、箱組みした時に互いの突起部分が干渉してしまいます。製作上必要のない突起なので、接着面付近のだけでもきれいに切断しておく事をお勧めします。

手すり部分は隙間ができてしまう箇所があったので、細かく切ったプラ板やエポキシパテで埋めています。多少形が歪んでも隙間が空いているよりはましなので、手すりの隙間埋めはやっておいた方が良いです。
台座パーツは建物部分と比べるとおもちゃ感が強いですが、テクスチャーペイントなどを使用すれば 見違えるようになります。ミラーシートの張り付けや透明レジンはちょっと面倒ですが、水面を塗装で仕上げる事にすれば簡単な作業だけで台座部分のディテールアップが可能です。


1/200なのでNゲージサイズのストラクチャーがそのまま使用可能です。樹木で垣根などで興味を引くような製品があったら使用してみて下さい。
=🐣スーパーファインゴールドについて=
クレオス水性ホビーカラーのスーパーファインゴールドは、粒子が細かいのでラメ感が少ない塗装面になります。 色合いも落ち着いているので、落ち着いた金色を塗装したい場合には最適です。
🐦️下記に今回使用した塗料を載せておきます。参考にして下さい。
GSI クレオス(GSI Creos) 水性ホビーカラー スーパーファインゴールド 10ml 模型用塗料 HSM02

メッキのような光沢感はないので、スターウォーズに登場するC-3POのようにピカピカ輝く金色を塗装したい場合は、他の塗料をお勧めします。
筆塗りも可能だと思いますが、落ち着いた金色を広い面で塗装するのに向いている塗料なので、均一の厚さで塗装できるエアブラシを使用した方がスーパーファインゴールドの良さを引き出せると思います。下地の色や薄め具合を変えるだけでも、色が変わってくると思うので色々と試しながら使用してみて下さい。

メッキ的な輝きはないので、ワンポイントの金塗装には不向きだと思います。ワンポイントの金塗装はメッキ感の強いエナメル系かラッカー系をお勧めします。
手軽に綺麗な金塗装をする事ができる塗料ですが、イメージする金塗装と異なる場合もあるので、自分がどのような感じの金塗装にしたいか考えてから使用するようにして下さい。
=🐣情景について=
今回は水面に反射する金閣寺を製作したかったので、ミラーシートと透明レジンを使用しました。真似をしようとする人はあまりいないと思いますが、簡単な注意点を書いておきます。

建物は透明レジンに反射するのではなく、下のミラーシートに反射しています。そのため、透明レジンを厚めにすると水面ではなく水中で反射しているような感じになってしまうので、5mm以上の厚さにするのはあまりお勧めできないです。

かといって薄くし過ぎると、ミラー感が強く出てやたら水面がギラギラしてしまいます。3~5mm程度の厚さなら、ギラギラ感も少し抑えられて、ギリギリ水面で反射しているように見えます。微妙な範囲ですが仕上がりに影響するので、もし製作してみようと思っている方はそこを注意しながら作業をして下さい。

水面に逆さに写る金閣寺を表現したかったのですが、池の面積がちょっと足りなかったので上手くいきませんでした。水面に上下対称に写るようにする場合は、写りこむ水面部分の面積も重要になると思うので、挑戦しようと思っている方は注意して製作をしてみて下さい。
今回の製作でミラーシートや水面製作のコツが解ったので、そのうち平等院鳳凰堂のキットで試してみたいと思います。現在は生産中止中のようなので、再販されて模型店で見かけた時は購入してようと思っています。
=🐣まとめ=
銀や金の塗料は色合いや光沢具合が違うタイプの物が数種類販売されてるので、どれを使用すればいいか迷ってしまいます。金や銀の塗料は色見本だけでは判断が難しいので、気になる塗料があったら実際に使用してみる事をお勧めします。

金色はワンポイントの塗装以外はなかなか使用する機会がないですが、銀色は結構使用する頻度が高いです。金色や銀色は、ワンポイントで使用するメッキ調のピカピカした感じの色と、今回のスーパーファインゴールドのような広い面に塗る落ち着いた感じの色をそれぞれ2種類用意しておくと塗装の幅が拡がると思うので、自分の好みに合った金や銀の塗料を探してみて下さい。
今回の記事はこれで終了になります。
🐔下記に今回の記事一覧を載せておきます。目次として使用して下さい。