前回は機体の製作をしました。今回はフィギュアの改造をします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
ガンプラで空中戦ジオラマを製作する(バンダイ 1/35 ワッパ)~②機体の製作編~
=🐣ポーズの固定について=
機体が完成したらポーズの固定をします。まずは主役になる機体のポーズを決めます。ポーズは固定するので、関節の干渉部分を削ってキットの状態よりも関節を大きく曲げる事も可能になります。自分のイメージに合ったポーズになるようにしてみて下さい。
二体のモビルスーツなどを組み合わせる場合は、二体一緒にしてポーズを決めたいですが、二体とも格好良く見せようとするとチグハグになる場合があります。互いを上手く噛み合わせようとするので、どうしてもイメージと違う部分がどこかで発生してしまいます・
それなら、主役のポーズを100%格好良い状態にして、主役が際立つようにもう一体のポーズを決めた方が、理想のポーズで再現が可能になります。一方が60%程度の格好良さになってしまっても、主役としての機体は100%を保つ事ができます。
互いに80%程度の格好良さでまとめるか、100%と60%にして主役を引き立てるか、これは結構な悩みどころなので、じっくりと考えて自分の理想に合う情景を決断して下さい。
=🐣フィギュアの改造=
今回はワッパを主役として製作するので、先にワッパを理想のポーズで固定します。可動部分がほぼ無いワッパ自体にポーズはないですが、搭載させるフィギュアのポーズを変えて理想な状態にします。
まずはペダルの位置に合わせて下半身を写真1のように固定します。接着剤で完全に固定してしまうと後の作業が大変になるので、両面テープなどでズレないようにしっかりと固定します。
上半身は写真2の箱絵のように、左手で操縦桿、右手で機関銃を持った状態になっています。これを左手で操縦桿を握りながら右手で爆弾を設置している状態に改造します。
上半身は写真3のようなパーツ構成になっています。まずは右手が前向きになっているので、横に伸ばす感じにして胴体は少し右に傾けるようにします。
右肩のパットを切り取って少し上方に上げるような感じで取り付けます。接着部分に合わせて右腕パーツ上端をちょうど良い角度で切断して、横に伸ばして見えるように右肩のパットに取り付けます。隙間は後でパテ埋めするので、腕の長さ、関節の位置や角度が不自然にならない事だけを気にして取り付けます。
胴体部分は傾かせる部分の基部を斜めに切断します。ベルトのモールドがなくなってしまいますが、ベルト部分はスーツにめり込んだ状態にすれば問題ないので、モールドは気にせずに理想の角度になるように切断します。
右手と胴体の作業が終了した状態が写真4になります。
微調整を繰り返して理想のポーズになったら、写真5のように上半身を下半身パーツに接着します。胴体は少し右に捻った状態で接着しています。
この時にガンダムの腕パーツに合わせて調節したくなりますが、腕パーツに合わせながらポーズ変更を行うと、理想したポーズとかけ離れたりぎこちなくなってしまうので、単体でポーズ変更を行います。
上半身が固定したら操縦桿を握る左腕を製作します。ちょうど良い角度になるように、写真6のように左腕の上端を削って調節し操縦桿に合わるように手首を接着します。
親指は切断して、後でパテを使用して操縦桿を握っている状態にします。親指がしっかりホールドしているだけでも、随分雰囲気が変わるのでお勧めの改造です。
左腕を胴体に接着します。左手と操縦桿も写真7のように接着します。接着すると取り外しができないですが、グリップ部分で切断する事で取り外しや加工がしやすくなります。
胴体部分のポーズ変更が終了した状態が写真8になります。右手首は立ち姿のフィギュアの物を使用しています。
頭部は写真9のように顔パーツをヘルメットパーツで挟み込むようになっています。
ヘルメットを被せてしまうと視線が解り難いので、写真10のようにヘルメットを被せる前に首の位置を決めます。視線が爆弾にいくように首の角度を調節します。
最後に写真11のようにヘルメットを被せて終了です。この後、位置決めが終了したら、フィギュアを外してパテ盛り作業と塗装になります。
🐔1/35フィギュアのポーズ変更について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。フィギュア改造に興味が湧いた方はちょっと見てみて下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~①準備編~
バーニアやローターの向きなど配置位置に合わせて変化させるものは、配置が決定してから接着して固定をします。
今回はここで終了です。次回は配置決めになります。