前回は艦載機の製作をしました。今回は手すりの取り付けになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)~⑬艦載機の製作編~
🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
1/700 帝国海軍シリーズ No.16 EX-1 日本海軍重巡洋艦 高雄 フルハルモデル 特別仕様(エッチングパーツ付き) プラモデル
=🐣手すりの取り付け=
船体外側の手すりは制作中に触れて破損してしまう事が多いので、最後の方で取り付けをします。
写真1の船体後部の手すりは、航空機甲板の下から船尾まで1つのパーツになっています。航空機甲板下部分は分割して製作しましたが、それでも残りの長さはかなりあります。
直線なら問題ないですが、船尾に向かって緩やかなカーブになっているため、きれいに接着するにはそれなりのテクニックが必要です。
エッチングの加工や接着に慣れていない人は、継ぎ目が目立たないような箇所で切断して分割して製作する事をお勧めします。
部品番号B5、6のパーツの裏側に手すりを通すので、この部分で分割すると通常の場所よりは継ぎ目が目立たなくなります。仮組で長さを確認して写真2のようにちょうど良い長さで切断します。
分割した手すりを取り付けた状態が写真3になります。
船尾の機銃横に浮き輪がモールドされている部分があります。このまま残りの手すりを船尾まで取り付けてもいいのですが、ここも上手く継ぎ目を隠してくれそうなので、写真4のように分割して接着しています。
最後に残った手すりを写真5のように接着します。
写真6は継ぎ目を上からみた状態です。上手く浮き輪のモールドで継ぎ目を隠す事ができたので、あまり目立たなくなりました。
船体前部の手すりパーツは写真7のように、途中で見張り台のようなパーツを挟むので最初から2分割されています。船首部分は特に複雑な形状ではないので、無理に分割はする必要ないですが、やや長めのパーツになるので上手く接着できない場合は分割して接着をして下さい。
すべての手すりを取り付けた状態が写真8、9になります。
長いパーツだと船体と手すりに隙間が発生したり、接着が弱くなってしまう箇所が出てしまいます。手すりを分割すると継ぎ目が発生しますが、安定した状態で接着する事が可能になります。
上手く隠せそうな箇所で分割すれば継ぎ目も目立たなくなるので、長過ぎて上手く接着する自信がない手すりパーツは分割して製作する事をお勧めします。
=🐣基本塗装=
これで組み立ては終了したので、塗り残した箇所の塗装をします。光を当てると、塗料がのっていないエッチング部分が光るので、そこに船体色を塗装するようにして下さい。
砲塔や航空機甲板のような大判のエッチングパーツ部分は、ちょっと塗装にコツがいるので注意して下さい。プライマーを塗っても、一度塗るだけでは下地の金属色が残ってしまいます。ここで焦って塗った塗料が乾く前に重ねて塗ると、塗料が溶け出してしまってさらに金属地が表面に表れる場合があります。
濃い塗料で塗れば金属地が目立たなくなりますが、エッチングのモールドが塗料で埋まってしまいます。
塗装のコツは一度塗りを繰り返す事です。まずは下地が見えても問題ないので軽く全体を塗装します。塗料が乾いたら、筆を一回だけ上から下に動かしてして一度塗りをします。塗った部分は塗料が乾くまでは一切触れないようにします。塗料には溶剤が含まれているので、筆を動かせば動かすほど先に塗った塗料が溶け出してしまうので注意して下さい。
2~3回一度塗りを繰り返すと金属地が見えなくなってきます。ムラが気になる箇所や塗り残しの修正も一度塗りにして下さい。制作中に何度も塗装と組み立てを繰り返すので、一度塗りの繰り返しはそれほど面倒ではないです。
基本塗装が終了した状態が写真10~13になります。
=🐣細部塗装=
スクリュー部分も写真14のように塗装しておきます。機銃の銃身はタミヤエナメル塗料X10ガンメタルで塗装しています。
主砲の防水布はXF55デッキタンで塗装しています。
この後空中線を取り付けていくので、筆が入り難そうな箇所の修正塗装はこの時点でしかっり行うようにして下さい。
今回はここで終了です。次回は空中線の製作になります。