『初心者向け』ジャンル別キットの説明③~これから模型を始めたい方へ~建築物、航空機編

前回はスケールモデル(車、バイク)について説明しました。今回は建築物と飛行機模型について説明します。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

『初心者向け』ジャンル別キットの説明②~これから模型を始めたい方へ~

=🐣建築物の模型=

建築物の模型は、城が有名ですが他にも五重塔や、平等院鳳凰堂などの歴史的建造物も模型になっています。標準サイズはなく、実際の建物の大きさによってスケールが異なります。ほとんどキットが地面が付いている台座がセットされていて、簡単な情景模型になっています。接着と塗装を前提としたキットが大半を占めます。

スカイツリーのような巨大な建築物から、おでん屋台までさまざまな種類があります。お城や、国宝の建築物の模型は実際の観光地の売店でも売られています。建築物は比較的長寿キットが多く、40~50年前のものですが、パッケージ変更を繰り返して現在も売られているというキットもたくさんあります。そのため、金型の劣化や、当時の技術の限界などのためパーツ同士の間に大きなすき間が開いたり、パーツがきれいに合わないといった事があるので注意して下さい。

スケールの関係で、どうしても台座の情景がデフォルメされてしまいます。限られた台座のスペースで建物の特徴を盛り込むため、石垣、池、堀の位置や大きさが現物と異なってしまいます。雰囲気重視のプラモデルと思って製作して下さい。

🐔以前に高知城を製作した記事があるので載せておきます。参考にして下さい。

=🐣航空機=

戦闘機から旅客機、ヘリコプターなどさまざまな種類があります。戦闘機だと、1/48、1/72が標準サイズになります。零戦などのプロペラ機だと1/48、ジェット戦闘機だと1/72のサイズならば、週刊少年ジャンプほどの大きさのスペースで飾る事ができます。接着、塗装を前提にしたキットが大半です。

機体自体が筒状になっているので、機体の中心部分に合わせ目ができるキットが多いです。そのためパテ盛りで合わせ目を消す作業が必要になります。パテ盛りの際にパネルラインのモールドを消してしまう場合もあるので、パテ盛り作業に慣れていない方は、合わせ目を消さずに完成させる事も一つの手だと思います。

エアブラシ、スプレーで塗装する場合は、コクピットのガラス部分のマスキングが必要になります。難しい作業ではないですが手間がかかります。零戦などの第二次世界大戦のプロペラ機だと、コクピットのガラス部分にフレームが多いので、ジェット戦闘機よりもマスキング作業は大変になります。

1/72のプロペラ機、1/144のジェット戦闘機だと郵便はがきほどのスペースで飾る事ができます。多少の筆ムラは、日光による退色や、修復によるパネルラインの色合いの違いなどに見えなくもないので、このスケールだと筆塗りでも上手く塗装できます。

🐥航空機はほとんどが、前脚と後脚の3点のタイヤ部分のみで機体を支えています。製作中に斜めなどに置いておくと、一部分のみに負荷がかかり車輪を支える脚が折れてしまう場合があります。キットの大きさによって、それなりの製作スペースを確保する事をお勧めします。

🐔以前書いた航空機の製作記事を載せておきます。よかったら参考にして下さい。

【初心者向け】ハセガワ1/72 F18スーパーホーネット製作『1日1時間の作業で製作する』①~準備編~

今回はこれで終了です。次回は艦船、戦車模型について説明します。

  

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