エアブラシは購入するべきか?選び方を解説。~コンプレッサー編~(初心者向け)②

前回はエアブラシの必要性ついて説明しました。今回はコンプレッサーを購入する場合、どのような基準で選べば良いか説明します。

初心者の方でも使いやすく、模型店で購入しやすいものを最後に載せておいたので、よかったら見て下さい。

=🐣エアブラシ塗装するために必要な物=

1.コンプレッサー

圧縮した空気を送り出すポンプ。家庭用のコンセントで使用できます。

2.ハンドピース

コンプレッサーに接続して、塗料を吹き付ける道具。シングル、ダブルアクション、トリガー等の種類があります。

3.塗料

エアブラシには、アクリル塗料、ラッカー性塗料が一般的に使用されています。

 

=🐣コンプレッサーについて=

コンプレッサーは低価格(だいたい15000円まで)と、高価格(15000円以上)に分類できます。多少例外はありますが、一般的な違いについて説明します。

低価格のコンプレッサーと高価格のコンプレッサーの違い

1.空気の圧力。

2.低価格の方がコンパクトサイズ。

3.高価格は圧力の調整が可能。

4.低価格には水抜き装置が付いていない。

【空気の圧力について】低価格のものは空気を圧縮するポンプが小さいので空気の圧力が小さくなります。ポンプが小さいので比較的小型のものが多いです。

【圧力の調整について】高価格のものは圧力の調整ダイアルがついていて、圧力が調整できます。圧が高いと、広範囲に勢いよく塗料が吹き付ける事ができます。そのため大型キットの基本塗装など、広範囲の塗装が楽にできます。逆に圧が低いと、塗料を吹き付ける勢いが弱いので、細かい塗装のコントロールが可能になります。例えば、迷彩塗装や陰影を付ける等の作業が楽にできます。

🐤別売りの圧力計を付けると低価格でも、若干ですが圧力の調整はできるようになります。

【水抜き装置について】水を取り除く装置の事です。空気を圧縮するため空気中の水分が水滴となって、ホース内にたまってしまいます。水抜き装置がないと、長時間使用した場合水滴が塗料と一緒に飛び出し、塗装が台無しになってしまいます。小まめにハンドピースを外してホース内の水滴をエアーで飛ばせば問題ないです。

 

=🐣まとめ=

大型キットを作る事が多い方や、基本塗装を短時間で済ませたい方、細かいエア調整をしたい方は、高価格コンプレッサーをお勧めします。また、コンプレッサーを置く場所を小さくしたい方、大型キットを作る事が少ない方は、低価格コンプレッサーをお勧めします。低価格でも、付属品を付ければ充分な性能を発揮できます。

🐥私は15年以上、低価格のエア調整ができないコンプレッサーに、別売りの水抜き装置を付けて使用していましたが、とくに問題はなかったです。しかし、昨年ホースの付け根の部分が折れてしまったので、エア調整のできるコンプレッサーを購入しました。以前と比べると、やはり大型キットの基本塗装は、ずいぶん楽になったと実感しました。

 

🐦高価格のコンプレッサーを載せておきます。クレオスのコンプレッサーは、水抜き装置、圧力計は別売りになっています。

タミヤ エアーブラシシステム No.53 スプレーワークパワーコンプレッサー 74553

ウェーブ コンプレッサー 317 エアブラシ付

GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5/圧力計付レギュレーターセット PS313

 

🐦低価格コンプレッサーを載せておきます。

タミヤ エアーブラシシステム No.20 スプレーワーク ベーシックコンプレッサーセット エアーブラシ付 74520

タミヤ エアーブラシシステム No.33 スプレーワーク コンパクトコンプレッサー ホビー用塗装用具 74533

GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー プチコン 模型用塗装用具 PS352

 

🐦別売りの水抜き装置です。水抜き装置が必要と思った方は、購入して下さい。エアブラシのバルブの大きさは統一されているので、メーカーが異なっても使用できます。

GSIクレオス ドレン&ダストキャッチャー PS282

 

以上でコンプレッサーの説明は終了です。コンプレッサーを購入する際の参考になれたらいいなと思っています。

次回はハンドピースの説明になります。

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